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第14回 世のCIOが想像する2020年の未来とは 2017年2月

こんにちはー。今回も海外のVMware関連のコラムを意訳してご紹介します。VMwareの海外動向を理解する上での参考になれば幸いです。

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最高のリーダーとは先見の明があるもので、CIOも例外ではありません。彼らはこの数十年で大幅にネットワークが進化したのを見ており、当然この先にある大きな変化を予期しています。彼らはITに対する理想的な未来を思い描いていますが、ビジネスの圧力によって彼らのウィッシュリストは影響を受けています。よって、彼らの部署で働く人にとっての質問は次のようであるべきでしょう。「CIOが望むITの変化を実現させるためには、何がベストな方法なのか。」

CIOの展望をまず理解するためには、彼らの歴史的な経験を知ることが不可欠です。それは全て仮想化から始まっています。今では、起こるかもしれない全てのニーズを想定してハードウェアコンポーネントを購入するという考えは時代遅れです。アイドリングや未使用の設備は効果的でないということはみんな知っています。さらに、アプリケーションとハードウェアがそれぞれ独立している方が良いと信じている人もいません。これらの問題の範囲をリモートロケーションに拡大すれば、なぜ仮想化が適用されたのかが明らかになります。物理的なサーバーをリソースの一つのプール(備蓄)として扱えば、ワークロードの均衡を保つためにリソースを組み直すことができます。効率とはまさにこのことです。

しかしここに目新しいことはありません。これは次に来るもののための土台でしかないのです。今多くのチームが仮想化を新しいレベルに適用しながら、共有リソースを通した効率の基本的な考えについて詳述しています。ソフトウェア・デファインド・データ・センター(SDDC)はとてもいい例です。SDDCは、VMwareがコンピュータですでに実行したことを、ネットワークとストレージに対して原則的に達成します。特にそれは自動化と同調を使い、仮想化の利点をフル・アプリケーション・スタックとリソースにまで広げます。もちろん私たちはクラウドを忘れることはできません。これはもう一つの次元をリソースプール機能に追加します。 ほとんどのCIOの頭の裏には、過去の仮想化から今日の最先端のITインフラにつながるラインがあります。しかし彼らがこれらの技術の変化をどう見ているかを理解するためには、ITの組織的な役割のための彼らのゴール知ることが重要です。

未来のためのCIOのゴールを調査してみましょう。ここに典型的な「2020年のビジョン」がどのようなものかを挙げます。第一に、ITはビジネスチームの機能を正確に理解した上で、さらにビジネスと提携され、よりパートナーやコンサルタントのように振舞うべきです。二つ目に優先されることは機敏さです。これはよくセルフサービスの運用やバイモーダルな運用として参照されます。基本的には、プロビジョニングのタイムラインが数日から数時間へ減少することが望まれています。最後に、運用を強固にするための競争の中で、CIOは効率的になるために合弁事業を欲しています。これらのプロジェクトの立ち上げや取り壊しはより簡単により速くするべきで、余分なデータセンターリソースを持ったままのパートナーが残されないようにします。

今私たちは現状の姿をはっきりとつかんでおり、ITを前進させるためにクラウドとソフトウェア・デファインド・ソリューションを必要としています。しかしもっと細かく見てみると、これらの技術的な点をつなげるための最適な方法は何でしょうか。 確かにこのための間違った方法は存在します。CIOたちはスケールと運用における進化について考えていますが、ほとんどの組織は正しい軌道に乗っていません。SDDCの例をとってみると、ほとんどのITチームはこれを上手に活用しているわけではありません。日々のビジネスが妨げになっています。注意をそらすことが定期的に起こり、またその環境下で数百のアプリケーションがすでに動いているのです。端的に言えば、多くのITチームが欠いている、大きな影響を与えるプロセスやスキルの変化をSDDCは要求しています。

このために、多数がパブリッククラウドに鞍替えしました。通常これは新しい顧客対応アプリケーションを使って始められます。これは典型的にクラウドプロバイダーのベストプラクティスを考慮して設計されており、素晴らしい働きをします。ここから、クラウドにあるより多くのアプリケーションに対してドアが開かれます。しかし多くの社内アプリケーションがAWSやAzureのような新しいクラウドモデルに合わなかったらどうするのでしょうか。その場合の選択肢はアプリケーションを既存のデータセンターに残すか、それらを完全に再設計するかのどちらかになります。正直に言えば、我々の経験では、このことが原因で多くの会社が8割から9割のアプリケーションをプライベートデータセンターに置いたままにしています。

この「2020年のビジョン」は今さらに困難な挑戦になっています。

しかし良いニュースもあります。CIOの夢を実現する可能性はまだあります。このブログが始まってから続く教訓を覚えていますか。何年も前に仮想化されたすべてのワークロードを今クラウドに移動することができたらどうしますか。

vCloud Airを使えば、まさにそれが実現できます。しかもこれはアプリケーションをしのぎます。ITチームはより高いレベルのセキュリティシステムやネットワークデザインなど、社内と同じネットワーク技術や管理ツールを使うことさえ可能です。みなさんの現在の運用ツールや自動化ツールでこれが実現したらどうなるか想像してみてください。インフラの現在の状態と、CIOたちのビジョンが向かっている場所とのあいだの軋轢はなくなっていきます。

実際、ITインフラの進化においてvCloud Airは自然な次のステップです。仮想化によってまずリソースが一つの大きなプールとして扱われることができました。そして今、マルチクラウドの世界に我々がアプローチしているように、同じプーリングの概念がインフラの形態間であまねく広まることが必要とされています。実際、今日の組織は一般的にクラウド、プライベートデータセンター、SDDCを組み合わせて使用しています。これらを全体的な視点で結びつけるべきでしょうか。

この考えを肉付けする具体的な詳細を挙げると、vCloud Airは単にクラウドをプライベートセンターに結びつけるのではなく、実は社内リソースを広げています。確かにその通りで、vCloud Airはネットワークを再構築するのではなく、ネットワークを論理的に広げます。これによってセキュリティポリシーは連合され統合のスピードは20倍にまで増加します。しかもこのことは、マルチクラウドの世界においては役割の単に一つにすぎません。本来vCloud Airはあらかじめ構築されたSDDCであり、ユーザーのリソースがどこにあろうとも、彼らがすぐに利益を受けられるクラウド・インテグレーターなのです。

スケールの効率についてはどうでしょうか。これもすべてのCIOが同じ地平線上に描いておくべきビジョンです。

ハイブリッドクラウドを始める準備ができている方はこちらをご覧ください。 vCloud.VMware.com.

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※本コラムは以下のブログを意訳したものです。
引用元
http://blogs.vmware.com/vcloud/2016/11/cios-imagine-future-2020.html

※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。

 


 

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