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[IT研修]注目キーワード Python UiPath(RPA) 最新技術動向 Microsoft Azure Docker Kubernetes
こんにちはー。野田貴子です。
VMware vSphere バージョンアップ応援キャンペーン!を実施してます。本キャンペーンでは、過去バージョンを理解している方のバージョンアップだけでなく、初めてVMwareを学ぶ方もキャンペーン価格にてお申込みいただけます。また、試験バウチャー付コースもキャンペーン対象のため、最新のVCP認定を目指す方にもおすすめです。
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多くの組織がAI技術の導入を目指す中、懸念事項が主に3つあります。知的財産へのリスクを最小限に抑えること、機密データが外部に共有されないようにすること、そしてAIモデルへのアクセスを完全に管理することです。これらの懸念事項により、プライベートAIの必要性が高まっています。VMware Private AIは、AIのビジネス上のメリットを得つつ、組織のプライバシーとコンプライアンス要件を両立させるために設計されたアーキテクチャです。VMware Private AIには柔軟性とプライバシーがありますが、モダンなワークロードと同様に、スケーラビリティ、効率的な管理、トラブルシューティング機能、容量計画が可能なデータサービスも必要です。
業界レポートや顧客のフィードバックによると、オープンソースデータベースエンジンへのシフトが明確なトレンドとなっています。顧客は「データスプロール(データの拡大・乱立)」や、「YAMN(Yet Another Management Nightmare = さらに悪化した管理の悪夢)」に直面しており、データベース管理者(DBA)のリソースが不足しているため、開発者が必要とするモダンなデータベースのセットアップや既存のデータベースのパフォーマンス調整に十分対応できていません。OracleやSQL Serverといった従来のデータベースに関するスキルは広く持たれていますが、ライセンスコストを抑えるために多くの企業が好むPostgreSQLやMySQLといったクラウドネイティブなデータベースに関する専門知識は不足しています。さらに、IT部門は増加し続けるデータベースと、それを支えるvSphereインフラストラクチャのライフサイクル管理に苦慮しています。多くの企業がカスタムオートメーションを構築していますが、これらは基本的でエラーが発生しやすく、スケールが難しいことが多いです。また、これら自家製ツールの内部構造は、限られた数のスタッフしか把握していないため、そのスタッフが退職すると、サービスが危険にさらされるリスクがあります。
データサービスマネージャー(DSM)は、VMware Cloud Foundation(VCF)の一部であり、vSphere環境におけるデータベースとデータサービス管理を一新します。データサービスマネージャーはPostgreSQLやMySQLのオンデマンドプロビジョニングや自動管理を可能にする包括的な「Data as a Service」ツールを提供します。自家製のツールをデータサービスマネージャーに移行することで、開発者には必要なセルフサービス機能が提供され、IT部門は強力な自動化と監視機能を活用できます。
データサービスマネージャー(DSM)は、AIデプロイに必要なデータサービスの安全で効率的かつスケーラブルな管理を支える重要な機能を提供します。たとえば、PostgreSQLにpgvector拡張機能を追加することで、Private AI基盤の一翼を担っています。
LLMは強力ですが、いくつかの大きな課題があります。
この課題を解決するために、検索拡張生成(Retrieval-Augmented Generation = RAG)は大きな変革をもたらす技術となるでしょう。RAGは、LLM(大規模言語モデル)の知識と、ベクターデータベースに保存された企業独自のデータを組み合わせます。このアプローチにより、AIはこれまでの広範なトレーニングデータだけでなく、企業の最新で信頼性のある特定情報も活用できるようになります。
これらの技術的進化の中で、データサービスマネージャーはプライベートAIの基盤における「隠れた宝石」として浮上します。データサービスマネージャーは、IT環境内でのデータサービスの管理と最適化において極めて重要な役割を担っており、データのセキュリティ、コンプライアンス、効率的な運用を保証することが、社内データセンターでのサービス提供に欠かせないものです。
AIが技術の未来を形作り続ける中、プライベートで安全なコンプライアンスに準拠したAI環境に対する需要は今後ますます高まっていくでしょう。VMware Private AIは、VMware Cloud Foundationを基盤とし、これらのニーズに対応する堅牢なソリューションを提供します。データサービスマネージャーは、AIインフラ内でデータサービスを管理・最適化する上で不可欠な役割を果たし、データの安全性、コンプライアンス、効率的な管理を実現します。データサービスマネージャーに移行することで、組織はデータ管理プロセスを合理化し、自家製ソリューションに伴うリスクを軽減し、AI投資のポテンシャルを最大限に引き出すことができるでしょう。
※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。
原文は以下をご覧ください。
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