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第101回 VMware Explore 2024 Las Vegasのジェネラルセッション紹介:VCF 9やAIなど (野田貴子) 2025年1月

こんにちはー。野田貴子です。

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さて、VMware Explore 2024がラスベガスで数週間前に終了しましたが、今でもその興奮が冷めやらない状況です。

ジェネラルセッションは、革新的な発表やカスタマーのインサイトに満ちたストーリーまで、今後のクラウド技術の未来を示す多くの情報で溢れていました。

本記事では、Broadcomとテクノロジー業界全体の方向性を形作る重要なセッションを取り上げます。

現地に参加した方も、遠方からキャッチアップしている方も、このまとめで共有されるインサイトを見逃さないようにしましょう。ここでは、今後のIT実務者や開発者にとって何が重要になるかを探りながら、ハイライトを振り返ります。

ワンポイント:Explore 2024 Las Vegas オンラインメディアキットにて、発表内容や更新情報、リソースの一覧を見ることができます。

発表 No.1: VMware Cloud Foundation 9

最初に、Paul TurnerがVMware Cloud Foundation(VCF)9を発表しました。VCF 9は、サイロ化されたITアーキテクチャから統一された統合プライベートクラウドプラットフォームへの移行を加速させ、コストとリスクを低減します。VMware Cloud Foundation 9は、安全でコスト効率の高いプライベートクラウドの展開、消費、運用を大幅に簡素化します。

VMware Cloud Foundationは、パブリッククラウドの規模と俊敏性を、プライベートクラウドのセキュリティ、レジリエンス、パフォーマンスと低い総所有コストで提供する業界初のプライベートクラウドプラットフォームです。VCFは、インフラの近代化を加速し、統一されたクラウド体験、優れたサイバー・レジリエンス、プラットフォームのセキュリティを提供し、総所有コストを低く抑えます。

発表 No.2: VMware Tanzu Platform 10

Purnima PadmanabhanがVMware Tanzu Platform 10に関するニュースを共有しました。Tanzu Platform 10は、ソフトウェアの提供を加速するクラウドネイティブなアプリケーションプラットフォームで、プラットフォームエンジニアリングチームに対してガバナンスと運用効率を強化し、開発チームにとっては労力と複雑さを軽減します。

さらに、同社はTanzu Platform内の新しい機能群「Tanzu AI Solutions」を発表しました。これにより、アプリケーションチームは生成AIを活用したインテリジェントなアプリケーションを迅速、安全、大規模に提供できるようになります。Tanzu Platform 10とVMware Cloud Foundationは、セルフコンフィグレーションのセットアップ体験とエアギャップ環境へのサポートを提供し、完全なプライベートクラウドへの特急券を提供します。

BroadcomのTanzu部門ゼネラルマネージャーであるPurnima Padmanabhanは次のように述べています。

「ビジネスリーダーは生成AIの力をアプリケーション戦略に取り入れたいと考えていますが、多くの場合、この新技術に伴う複雑な課題に直面し、チームは一時的な実験やサイロを作り出し、技術的負債とリスクを増やすだけになっています」

「Tanzu Platformの組み込みAI開発フレームワークにより、開発者はPythonの知識や経験がなくても高性能でインテリジェントなアプリケーションを構築できます。Tanzu AI Solutionsは、開発チームが実験段階から企業レベルのインテリジェントアプリケーションを本番環境に自信を持って展開できるように支援します。」

発表 No.3: ソフトウェア定義エッジの革新

次に、Sanjay Uppalがソフトウェア定義エッジ製品のポートフォリオ全体にわたる開発について発表しました。これは新しく強化された接続性、展開、ライフサイクル管理機能を通じて、エンタープライズがエッジAIワークロードをサポートできるようにします。

- 固定無線アクセス(FWA)と衛星接続のサポート。VMware VeloCloud Edge 710アプライアンスおよび新しいVMware VeloCloud Edge 720と740アプライアンスにて。
- VMware VeloCloud SASE。VeloCloudとSymantecのPoint of Presence(PoP)統合により、Symantecがセキュリティ強化。
- VMware Edge Compute Stack製品の機能強化。

「私たちはVMware VeloCloud Edgeで固定無線アクセスや衛星接続のサポートを発表しました。OTデバイスやAI・非AIエッジワークロード向けに重要なブレンド型接続を提供します。リアルタイムのWANパフォーマンスを調整し、ネットワークからインサイトを得て、ネットワークをプログラムすることで、企業にエッジでの接続性に関する最適なソリューションを提供します。これにより、企業は数分でネットワークを構築し、現在および将来のワークロードをサポートできるようになります。」

発表 No.4: NVIDIAとのVMware Private AI Foundation

最後に、Chris WolfがVMware Private AI FoundationとNVIDIAのパートナーシップに関する背景とイノベーションを共有しました。

Explore 2023で華々しく発表されたVMware Private AI Foundation with NVIDIAは、今年5月に一般公開されて以来、全ての主要業界において大きな需要を目の当たりにしてきました。

今年のショーでは、今日提供される新しい機能に加えて、将来的にVMware Cloud Foundation 9が利用可能になった際に登場する予定の機能も紹介されました。

Explore 2024 Las Vegasでは、ML OpsチームとデータサイエンティストがLLM(大規模言語モデル)をより安全に管理し、環境のガバナンスとセキュリティ、企業データおよび知的財産のプライバシーを確保できる新しいモデルストアを導入しました。

この新機能は、Harborコンテナレジストリのオープンソースを基にしており、モデルをOCI準拠のコンテナとして保存・管理できるようになっています。さらに、NVIDIA NGCおよびHugging Faceとのネイティブ統合(Hugging Face CLIサポートを含む)により、データサイエンティストやアプリケーション開発者にとってシンプルな体験を提供します。

さらに、VMware Private AI Foundation with NVIDIAのワークロードドメイン作成ワークフローやその他のインフラストラクチャコンポーネントを自動化するためのガイド付き展開を追加しています。これにより、展開速度が加速し、管理タスクがさらに削減され、より迅速に価値を実現できるようになります。

※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。
原文は以下をご覧ください。

https://blogs.vmware.com/blog/2024/09/vcf-9-private-ai-and-more-announcements-from-the-vmware-explore-2024-las-vegas-general-session.html

 


 

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