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[IT研修]注目キーワード Python UiPath(RPA) 最新技術動向 Microsoft Azure Docker Kubernetes
Posted on June 4, 2015 by Ancy Dow
By Cyndie Zikmund, Group Manager, EUC Product Marketing and Ben Siler, EUC Product Marketing Associate
みなさんの組織は、モバイルワーカー(携帯端末を用いて社外から仕事をする従業員)の力をフル活用したいと考えているでしょうか。みなさんのユーザーは、会社の端末とプライベートの端末の間をもっと簡単に行き来し、自宅や公共交通機関、お気に入りのカフェなど、いつどこからでも会社のアプリやデータ、デスクトップにアクセスし、会社にいるときと同じように仕事をしたいと考えているでしょうか。
Mobile Workforce: Works from Anywhere
IT部門のみなさんは、数万とは言わないまでも、数千もあるエンドポイントのリスクを軽減させ、それらすべての管理を簡略化させたいと考えているでしょう。みなさんの組織は、モバイルワーカーの力をフル活用させたいという巨大なニーズを抱えていますが、どのように実現させたらよいでしょうか。
多くの組織は、ソフトウェア・デファインド・エンタープライズ(SDE)と仮想ワークスペースを導入しています。仮想ワークスペースは、みなさんがリソースを管理するための場所を1つと、みなさんのユーザーがいつものアプリやデータ、デスクトップにどこからでも接続できるための場所を1つ提供します。
何が必要なのかを熟知していても、実際に実現させるのは大変難しいものです。仮想ワークスペースの構築を担っている数多くのソリューションプロバイダーの中から、時間や予算を投資する価値があるものをどのように選択すればよいのでしょうか。
「モバイル労働環境の購入時に重要な5つの条件」というホワイトペーパーでは、仮想ワークスペースの構築時に注目すべき重要な能力について議論しています。これらの機能について、以下で簡単に解説します。
従業員は簡単で使いやすい仮想ワークスペースを求めています。自宅でも仕事でも同じパスワードを使い、デスクトップでも携帯電話でも同じアプリを使い、IT部門の人に頼らなくてもアプリのダウンロードやアクセスができ、個人好みにカスタマイズができることを望んでいます。IT部門では、そのような要求をなるべく(突飛でない、利用者はコア部分に触れられない、など許容できる範囲で)サポートする方法が必要です。
最低限、シングルサインオンやネイティブデバイスとの統合、ユーザーカスタマイズの分離などの機能は確実にサポートしておきましょう。
エンタープライズ版App Storeは、成功例であるコンシューマー向けApp Storeからヒントを得て、企業ごとのアプリやサービスを探しやすい1つの場所にまとめています。ユーザーはみなさんの組織のヘルプデスクに電話せずとも、アプリをダウンロードしアクセスできるようになります。さらに、良いエンタープライズ版App Storeというのは、アプリの提供、認証ポリシーの列挙、ライセンス作業、アプリの使用状況の調査と報告といった機能を自動化することで、管理を簡略化してくれます。
The Enterprise App Store
すべてのユーザーがセキュリティについて真剣に考えているわけではありません。セキュリティについて考えているユーザーであっても、ロックされていないモバイル端末や、安全でない自宅用コンピューター、セキュアでない無線ネットワークを使って仕事用のアプリやデータにアクセスしてしまい、知らぬ間にエンドポイントを無防備な状態にしてしまうことがあります。良い仮想ワークスペースとは、OSの開発者が企業データの安全性を高めるために提供している統合ポイントを活かします。加えて、それらの提案を仮想化されたネットワークやマイクロセグメンテーションにも活かします。安全な仮想ワークスペースは多数の多元的な認証(エンドユーザーには見えないメソッドも含む)を提供します。これには、IT部門のメンバーがユーザーのデバイス上でどの程度操作可能になるかをユーザーが選択するためのセキュリティポリシーの列挙も含みます。
仮想ワークスペースの実装後に、新しいシステムや機能を付け加えたくなることもあるでしょう。しかしベンダーロックインに悩まされてしまうソリューションもあります。ベンダーロックインとは、あるベンダーのソリューションが、他のベンダーが提供するシステムとは一緒に動かないことを意味します。この問題を避けるために、複数の外部ベンダーのシステムともうまく作用するソリューションを選ぶことが重要です。オープンソリューションを確実に保つためには、仮想ワークスペースが複数の認証基準(マイクロソフトのアクティブディレクトリ、Kerberos、RSA セキュアID、RSA リスクベース認証、電子証明書による認証方式)やさまざまなネットワークゲートウェイ(F5、Citrix アプリケーションデリバリーコントローラー)を確実にサポートするようにしましょう。
IT部門には他にも多くの要求があるでしょう。ユーザーはさらに多くの場所でさらに多くのアプリやデバイスを使いたいと考えているかもしれません。このようなトレンドは長続きしないかもしれませんが、ITの専門家の多くはソフトウェア・デファインド・エンタープライズ(SDE)という解決法を認識しています。SDEはみなさんの会社のサーバー、ネットワーク、ストレージ、エンドユーザーコンピューティング(システムを利用して業務を行う部門や人員が業務に必要なアプリケーションを自ら開発・運用すること)を1つに集めたフレームワークを提供します。SDEを使えば、社内でもクラウドでも、または、すでに仮想化した物理サーバーと同じように、社内とクラウドにまたがってネットワークとストレージをクラウド上で仮想化するハイブリッドな組み合わせを設置することが可能です。
SDEではITをサービスとして提供(IaaS)し、ユーザーの需要を常に柔軟に満たすことができるので、社内投資を十分に活かすことができます。インフラ、エンドユーザーコンピューティング、システム管理を完全なソフトウェア・デファインド・エンタープライズに移行することによって、モバイルワーカーの力を採用するための準備ができることを実感してください。
前述した要求をすべて満たす仮想ワークスペースプロバイダーがあれば、ユーザーが求めている、セキュリティ強化、オペレーティングコストの低下、簡単な管理の恩恵を受けられるフレキシブルな環境を提供するためのいい選択になるでしょう。ここで挙げた要求を掘り下げたい方は、Virtual Workspaceの Buyer's Guide をご覧ください。
※本コラムは以下のブログを意訳したものです。
引用元 http://blogs.vmware.com/euc/2015/06/enabling-totally-mobile-workforce.html
※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。
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