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[IT研修]注目キーワード Python UiPath(RPA) 最新技術動向 Microsoft Azure Docker Kubernetes
こんにちはー。野田貴子です。今回は海外で公開されているOpenStack関係のコラムを意訳します。英語が苦手な方にとっては、日本語で要約版があると助かるのではないかと考え、日本語訳したものをご紹介いたします。
興味がある方はご参考ください。海外動向を理解する上での参考になれば幸いです。
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OpenStack Summitは3日間開催されるイベントで、プレゼンテーション、パネル、ワークショップがあります。クラウド戦略やビジネスケースの開発といったトピックが、Red Hat、CERN、Cisco、Huawei、オーストラリア政府などによる運用上のベストプラクティスや技術的に深い議論にまで広げられます。こちらでスケジュール全体をチェックしてみてください。
この記事では、OpenStackの世界を形作っているテーマをいくつかご紹介します。
柔軟性、選択の自由、規模の経済性はどれも、OpenStackマルチクラウド戦略がますます重要になっている要因です。
マルチクラウドの要件と実装 ~ユーザー、開発者、サービスプロバイダより~
CERNのTim Bell、HuaweiのAnni Lai、MirantisのJay Pipesを含むこのオールスターのパネル主催者は、「マルチクラウドは企業のデファクトスタンダードになるでしょう」と述べています。彼らは、要件、実装経験、マルチクラウドの見識についてサミット参加者と話し合います。詳細はこちらから。
ハイブリッドクラウドが保険技術分野の基礎となる理由
中国の大手保険会社であるT2CloudとSinosoftは、保険ユーザーとエコシステムパートナーにIaaS、PaaS、SaaSを提供するために、ハイブリッドクラウドサービスのプラットフォームを共同開発しました。この保険クラウドはハイブリッドモデルによって導入され、インフラからアプリまでフルスタックなクラウドサービスを提供する、中国の金融業界で最初のOpenStackによるクラウドサービス・プラットフォームです。こちらのビギナーレベルの講演では、T2Cloud TechnologyのXi LanとSinosoftのRong Zhangが、ビッグデータ、モノのインターネット、人工知能、ブロックチェーンなどの重要なコンポーネントに触れていきます。詳細はこちらから。
OpenStackとAWSでハイブリッドクラウドを生き残る方法
こちらのアーキテクチャと運用に関するプレゼンテーションでは、ドイツのProsiebenSat.1 Media SEのIT部門責任者であるVivien Boscが、ある生産システムを試行錯誤して構築した話をします。このシステムは、OpenStackとAmazon Webサービスの両方で動くハイブリッドクラウドのインフラを最大限に活用しています。詳細はこちらから。
エッジコンピューティングは将来的にクラウドを超えることを期待されています(快く思わない人もいるようですが?)。
OpenStackのユーザーがエッジで作業することについて言っておかなければならないことをまとめました。
エッジクラウドの成功に、スリムで薄くて軽量なOpenStackが必要な理由
この中級レベルの講演では、EricssonのHaseeb Akhtar、AT&TのGnanavelkandan Kathirvel、OPNFVのChristopher Priceが、OpenStackをエッジへのデプロイすることについての見識や、いくつかのアーキテクチャの検討結果(OpenStackをコンテナや地域のコントローラーなどとして実行してみたこと)を紹介することになっています。詳細はこちらから。
インテリジェントエッジの構築 ~OpenStackを使ったソフトウェアデファインドな運用技術~
IDCのAshish Nadkarniは次のように述べています。「私たちは、ITとOTが一つにまとまるインテリジェントエッジの台頭を目の当たりにしています。ソフトウェアデファインド(SD)なITとOTはエッジで共存することができるのです。」このプレゼンテーションでは、OpenStackがインテリジェントエッジを管理し、SD-OTおよびSD-ITアプリケーションをデプロイするための理想的なフレームワークである理由について説明します。詳細はこちらから。
大規模分散エッジクラウドに関する通信事業者のユースケース
OpenstackのFog Edge Massively Distributed Clouds Working Group(FEMDC)はエッジでOpenstackをどう実装できるのかを考えています。NexiusのPaul-AndréRaymondは、エッジが仮想化技術の「新しい戦場」となる理由や、通信事業者に与える影響について語ります。詳細はこちらから。
このオープンソースシステムは複数ホストをまたいでコンテナ化されたアプリケーションを管理でき、デプロイ、保守、スケーリング機能のための基本的な仕組みを提供するものです。これに関する18個のプレゼンテーションでは、OpenStackプロジェクトや、Magnum、Cinder、Kuryr、Neutron、Manila、コンテナオーケストレーション管理、セキュリティといった話題のコミュニティトピックとどう関係するかについて触れています。以下にいくつか取り上げます。
Kuryr-KubernetesによるNFV対応コンテナの作成
Kirr Zaitsev、Samsung、Openstack Developerと共にRed Hatのコンテナ作業に取り組むOpenstack KuryrのプロジェクトチームリーダーAntoni Segura Puimedonは、kuryr-kubernetes内部の概要を説明し、これを使ってNFVの課題をどのように解決しているのかを説明します。このペアでは、NFVアプリケーションの開発者が自分たちの仕事の活用方法を示し、COEのデプロイ、Kubernetesでのマルチネットワークの状態、KubernetesでのCPUピンピングとhugepagesのサポート、コンテナ内のDPDKアプリケーションについて触れていきます。詳細はこちらから。
MagnumとOpenStack-Ansibleによる実用的なKubernetes
Florian Haasは、この実践的な90分のワークショップで一からKubernetesを教えてくれます。Kubernetesの基本を学び、各自のKubernetesクラスタテンプレートをデプロイし、最後にKubernetesクラスタをMagnum環境にデプロイします。次に、各自の新しいKubernetesクラスタを使用して、相互接続された数サービスのKubernetesデプロイを行います。詳細はこちらから。
OpenStackでのKubernetesによるコンテナのセルフサービスデプロイ
このライトニングトークではSuperuser Awardの受賞者であるPaddy Power Betfairが、OpenStackを使って1日に1000回のデプロイを行っている仮想マシンデプロイワークフローを「かなり見事に決めた」話をします。この中級レベルのプレゼンテーションでは、Steven ArmstrongとEcaterina GamanjiがOpenStackでKubernetesアーキテクチャをどのようにセットアップするかを示してくれます。詳細はこちらから。
より詳しい情報は3日間のシドニーサミットの詳細をご覧ください。
※本コラムは以下のブログを意訳したものです。
引用元
http://superuser.openstack.org/articles/best-of-sydney-summit-guide/
※本コラムは原文執筆者が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。
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