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第82回　すべての企業でAI/MLの民主化をVMware vSphere and NVIDIA AI Enterprise 3.0によって実現する (野田貴子) 2023年1月

こんにちはー。野田貴子です。今回も英語が苦手な方向けに海外の人気コラムを意訳したものをご紹介します。 CTC教育サービスはVMwareのAWARD『VMware Learning Partner of the year 2021』と『VMware Certified Instructor Award 2021』ダブル受賞をしていていることからも高い評価を受けている研修を実施していると言えると思います。VMwareの研修に興味がある方は受賞と経験豊富なCTC教育サービスにご依頼ください！ ※VMware研修コース　(https://www.school.ctc-g.co.jp/vmware/index.html)

さて今回ご紹介する海外コラムの意訳を以下でご紹介します。興味がある方はぜひご覧ください。

今日、企業の規模を問わず、すべての企業が人工知能（AI）や機械学習（ML）の持つ大きな可能性を活用したいと考えています。AIとMLは、小売業で在庫切れを削減したりサプライチェーンを改善したり、あるいは音声認識の精度を向上するなど、実に多くの企業で幅広く活用されてその価値を発揮しています。実際、Enterprise Strategy Group(*1) では、「82%の組織がわずか6ヶ月の間にAIイニシアティブから価値を得ている」との結果が出ています。

しかし、組織にとっての課題は、AIやMLアプリケーションの展開が難しいということです。これらのアプリケーションは急速に進化する最先端のコードに縛られていることが多く、企業における大規模な本番環境の取り扱いの難しさに対応できる実証済みのアプローチが不足しています。

これらの課題を解決するためにVMwareとNVIDIAは協力し、すべての企業のためにAIの力を解放するために、AIワークロードに最適化されたエンドツーエンドのエンタープライズプラットフォームをリリースしました。この統合プラットフォーム NVIDIA AI Enterprise は、VMware vSphere®上で動作する、クラス最高の、エンドツーエンドで安全でクラウドネイティブなAIソフトウェアスイートです。

企業は運用効率を高めながら新たな課題を解決することができます。NVIDIA AI EnterpriseはエンタープライズワークロードプラットフォームであるvSphere向けに最適化され、認定されています。このAI対応プラットフォームは業界をリードする高速化サーバーである NVIDIA-Certified Systems™ 上で動作し、開発者がAIや高性能データ分析を構築・展開する速度を加速させ、企業がすでに投資済みのvSphereインフラ上で最新のワークロードを拡張できるようにし、使い慣れたVMwareツールによってエンタープライズクラスの管理性、セキュリティ、可用性を実現します。

NVIDIA AI Enterprise 3.0のリリース

今年初めのvSphere 8のリリースと、今回のNVIDIA AI Enterprise 3.0のリリースにより、AIソリューションを提供するこのプラットフォームの機能が大幅に拡張されました。これらの拡張された機能をいくつかご覧ください。

VMあたり8つのvGPUで複雑なAI/MLモデルのスケーラビリティを向上: AI/ML開発チームはVMあたり最大8個の仮想GPU（vGPU）をサポートすることで、利用可能なGPUリソースの高いスケーラビリティを実現できるようにしました（従来比2倍増）。
フラクショナルvGPUによる性能向上: マルチvGPUのサポートにvSphere 8でのフラクショナルvGPUサポートが追加され、要求の厳しいワークロードでも十分なGPUリソースを確保できるようになりました。
運用効率の向上
vSphere Distributed Resource Scheduler（DRS）によるVMの自動配置をサポート: DRSがPCIeトポロジーを認識することで、GPUへのVMの配置が大幅に強化されました。DRSはNICとGPU、あるいは複数のGPUを自動的に選択し、パフォーマンスを向上させます。
デバイスグループ機能のサポート: デバイスグループは、NVLinkまたは共通のPCIeスイッチを介してハードウェアレベルで互いにペアリングされたPCIeデバイスのアグリゲーションを可能にします。