CTC 教育サービス
[IT研修]注目キーワード Python UiPath(RPA) 最新技術動向 Microsoft Azure Docker Kubernetes
こんにちはー。野田貴子です。今回も英語が苦手な方向けに海外の人気コラムを意訳したものをご紹介します。
CTC教育サービスはVMwareのAWARD『VMware Learning Partner of the year 2021』と『VMware Certified Instructor Award 2021』ダブル受賞をしていていることからも高い評価を受けている研修を実施していると言えると思います。VMwareの研修に興味がある方は受賞と経験豊富なCTC教育サービスにご依頼ください!
※VMware研修コース (https://www.school.ctc-g.co.jp/vmware/index.html)
さて今回ご紹介する海外コラムの意訳を以下でご紹介します。興味がある方はぜひご覧ください。
先日、IntelがIntel Optaneの事業を終了することを発表しました(Intel Q2 earnings call)。既存のOptane永続化メモリやOptane SSD製品群については、Optaneのユーザーを耐用年数の終了までサポートすることが約束されました。Intel製品の保証条件に変更はなく、通常の5年保証によって、この保証期間中はテクニカルサポートを受けられます。保証対象にはPMem 100シリーズ(「Apache Pass」)、PMem 200シリーズ(「Barlow Pass」)、DC P4800X SSD(「Cold Stream」)、DC P5800X(「Alder Stream」)が含まれます。また、第4世代インテル®Xeonスケーラブルプロセッサー(コードネーム「Sapphire Rapids」)搭載のインテル®Optaneパーシステントメモリ(PMem)300シリーズ(コードネーム「Crow Pass」)についても開発を継続するとのことです。
これらの製品群のサポートが継続されることは、VMwareの関係者にとっても良いニュースです。
VMwareは、現在サポートされているすべての構成のvSphere 7.xと8.xのリリースでIntel Optane PMemのサポートを継続する予定です。さらに、現在サポートされているすべての構成のvSAN 7.xと8.xのリリースでIntel Optane SSDのサポートを継続することも予定しています。
VMwareがIntel Optaneを使用して現在サポートしている貴重な機能を思い出してみましょう。VMwareは、製品ドキュメントに掲載し、技術ブログでさらに解説しているような、PMemの揮発性と不揮発性の両方の性質を利用するPMemを基にした機能を使えるようにしています。PMemは、従来のメモリモード、vPMemによるApp-Directモード、vPMemDiskオブジェクトによるPersistent Storageで利用できます。このサポートによってより費用対効果の高いメモリ階層を使用できるようになり、利用者のみなさまの総コストを削減することができているのです。
下の図は、PMemベースのNVDIMMやvPMemの構成を表しています。
次の2つの図は、vPMemDiskの構成を表しています。
VMwareはvSphere 7 Update 3でvMMRによる高度なメモリ機能を追加し、vSphere 8ではDRS機能で補完して、クラスタ全体のリソースをより適切に管理できるようにしました。vSphere 8の新しいメモリ機能の紹介ビデオをこちらでご覧いただけます。vMMRの詳細についてはこちらをご覧ください。
KB Article 67645に記載されているようにVMwareは前世代のIntel Optane PMemをすべてサポートしてきましたが、第4世代のIntel Xeon Scalableプロセッサの新たな次世代Intel Optane PMem 300シリーズについては、前述の構成のままより新しいプラットフォームでPMemをアップグレードして使用し続けたい方に向けて、既存のモード(メモリモードとApp Direct)で有効にする意向です。
また、メモリの最適化と効率化の技術への投資もユーザーのために続けていきます。VMworld 2021において、VMwareは異なるメモリタイプの複数の層をソフトウェアで集約し、アプリケーションに対して透過的な統一消費モデルを提供できるビッグメモリ構想であるProject Capitolaを発表しました。このソフトウェアベース(ソフトウェア定義とも言う)のメモリ階層化は、単一の統一されたメモリアドレス空間を提供することで、DRAMに加えてセカンダリメモリ階層を管理するという複雑さを気にしなくて済むようになります。
このIntelの発表を受けてVMwareはProject Capitolaの焦点をCXLベースのメモリ技術に移し、このユースケースについてはIntel Optane PMemのサポートを行わない予定です。CXLとは業界でサポートされているキャッシュ・コヒーレント・インターコネクトであり、ユーザーにさらに多くの価値を提供できるようにメモリ拡張を行うための画期的な技術です。VMwareは現在も利用者のみなさまのペインポイントの解決に全面的に取り組んでおり、将来的にはCXLなどの技術を用いたソフトウェア階層化をリリースし、CXLベースのメモリ階層を使用できるようにする予定です。また、この取り組みは最終的にはメモリプーリングやメモリディストラグレーションの提供というVMwareのビッグメモリビジョンへとつながっていくでしょう。
VMware Explore 2022では、VMwareとIntelが共同でソフトウェアメモリ階層化に関するセッションを開催し、マイクロベンチマークや、Oracleなど実際のビジネスアプリケーションのユースケースを用いて行ったパフォーマンス調査を紹介する予定です。また、CXL利用の方向性についても共有します。セッションの詳細はこちらをご覧ください。
※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。
原文:https://blogs.vmware.com/vsphere/2022/08/intel-optane-memory-optimization-and-vsphere.html
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