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第75回　AMDによるPensando Systemsの買収について (野田貴子) 2022年5月

こんにちはー。野田貴子です。今回も英語が苦手な方向けに海外の人気コラムを意訳したものをご紹介します。新年企画ということで昨年後半のブログを紹介します。

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データセンターのインフラストラクチャは、従来のCPUに加えて、DPU、GPU、FPGAといった新しいデバイスで構成される、分散型でヘテロジニアスなプラットフォームへと進化しています。このDPU（データ処理ユニット、別名SmartNIC）は、コアとなるインフラストラクチャサービスを高速化できるだけでなく、コアコンピューティングのインフラストラクチャから本質的に切り離された、代わりのインフラストラクチャバックボーンを形成することができるため、特に興味深い存在となっています。データセンターのアーキテクチャにおけるこのパラダイムシフトは、より高いワークロードの統合や、ワークロードのセキュリティの向上、インフラストラクチャのパフォーマンスの改善を実現することを目的としています。

今週、AMDがPensando Systemsの買収を発表し、我々の業界の展望に大きな変化が起こったことを目の当たりにしました。

VMwareは、Pensando Systemsを含む業界のリーダーたちと密接に連携し、DPUの分野の主要なシリコンベンダーやOEMベンダーに単一のインフラストラクチャープラットフォームを提供してきました。Project Montereyにより、我々は、利用者のデータセンターの近代化を支援しています。AMDの発表によって、データセンターの未来はより新しいタイプのデバイスやアクセラレータを採用することで進化し続ける、分散型かつヘテロジニアスなアーキテクチャであるという我々の信念を、再確認することができました。VMwareは、業界をリードする各社のヘテロジニアスなハードウェアソリューションを統合し、マルチクラウドでインフラストラクチャのサービスをシームレスに利用するというアイデアを実現するために、重要な役割を果たす必要があると考え続けています。

VMwareとAMDには、強力なエンジニアリングパートナーシップを構築し、世界トップクラスのハードウェア上で動作するVMware vSphereとVMware Cloud Foundationを最適化した実績があります。また、VMwareはPensando Systemsと積極的に協力し、分散型データセンターのアーキテクチャのビジョンを共同で実現しています。AMDは、Pensando Systemsの買収によって、より深く強力なエンジニアリングパートナーシップを構築し、より幅広いクラスのデータセンターのイノベーションを市場に提供することができるでしょう。

我々は、ソリューションプロバイダーらの健全なエコシステムを構築し、最終的には、我々の共通の利用者のための選択肢を増やすことにコミットしています。既存のパートナーであるNVIDIA、Pensando、Intel、Dell Technologies、HPE、LenovoがProject Montereyに貢献してくれていることに感謝しています。そして、データセンターインフラストラクチャの将来に大いに期待しています。

参照情報

※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。
原文：https://blogs.vmware.com/vsphere/2022/04/amds-acquisition-of-pensando-systems.html