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第63回 vSphere 7 U1cに統合されたAdvanced Cross vCenter Serverのマイグレーション (野田貴子) 2021年2月

こんにちはー。野田貴子です。今回も英語が苦手な方向けに海外の人気コラムを意訳したものをご紹介します。
VMwareの研修を検討されている方は、2019年にVMware社『VMware Education Partner of the year 2019』『VMware Certified Instructor Award 2019』のダブル受賞となった、実績も受賞歴も豊富なCTC教育サービスにどうぞ!
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最新のvSphereパッチがリリースされました。さまざまな改善や修正のほかに、Advanced Cross vCenter Server vMotion(XVM)が今回のパッチに含まれています! vSphere 7 Update 1cのリリースノートを熟読してください。このパッチリリースの新機能や修正には次のものが含まれます。

  • 物理NICの統計:vCenter Server 7.0 Update 1cには物理NICの統計が5つ追加され、未修正のネットワーキングエラーを検出して、必要な修正処理を行うことができるようになりました。
  • vSphere Lifecycle Managerのベースラインで管理するクラスタ内のホストの並列修復:vCenter Server 7.0 Update 1cを使用すると、vSphere Lifecycle Managerのベースラインで管理するクラスタ内の、メンテナンスモードのESXiホストで並列修復を実行することができます。
  • Advanced Cross vCenter vMotion:vCenter Server 7.0 Update 1cでは、vSphere ClientでAdvanced Cross vCenter vMotionを使用して、異なるvCenter Single Sign-OnドメインのvCenter Serverシステム間で、ワークロードの一括マイグレーションを管理できます。
  • vSAN Data Persistenceプラットフォームでのサービスを管理するためのサードパーティ製プラグイン:vCenter Server 7.0 Update 1cでは、サードパーティのプラグインを有効にして、vCenter Serverシステムを管理するのと同じ方法で、vSphere ClientからvSAN Data Persistenceプラットフォーム上のサービスを管理できます。
  • スーパーバイザークラスタ
    • 専用のT1ルータを使用したスーパーバイザーネームスペースの分離:NSX-Tネットワークを使用するスーパーバイザークラスタは、各ネームスペースに専用のT1ルータがある新しいトポロジを使用します。
    • スーパーバイザークラスタがNSX-T 3.1.0をサポート:スーパーバイザークラスタはNSX-T 3.1.0と互換性があります。
    • スーパーバイザークラスタのバージョン1.16.xのサポートを削除:スーパーバイザークラスタのバージョン1.16.x が削除されました。1.16.xを実行しているスーパーバイザークラスタは新しいバージョンにアップグレードする必要があります。
  • vSphereのTanzu Kubernetesグリッドサービス
    • HTTP/HTTPSプロキシのサポート:新しく作成したTanzu Kubernetesクラスタは、グローバルなHTTP/HTTPSプロキシを使用して、インターネットレジストリからコンテナイメージを引っ張ってくるだけでなく、egressトラフィックも行うことができます。
    • レジストリサービスとの統合:新しく作成したTanzu Kubernetesクラスタは、そのままの状態でvSphereレジストリサービスと使用することができます。既存のクラスタは、新しいバージョンに更新してしまえばレジストリサービスでも動作します。
    • 設定可能なノードストレージ:Tanzu Kubernetesクラスタでは、仮想マシンに追加のストレージボリュームをマウントして、利用可能なノードストレージの容量を増やすことができるようになりました。これにより、デフォルトの16GBのルートボリュームのサイズを超える可能性のある、より大きなコンテナイメージをデプロイできるようになります。
Advanced Cross vCenter Server vMotion(XVM)

Advanced Cross vCenter Server vMotion(XVM)は、VMware Flingsの中でも特に話題になったフリングです。この機能の背景については、こちらのブログを参照してください。多くのカスタマーはこの機能がvSphereの一部として統合されることを待ち望んでいました。

vSphere 7 Update 1cリリースではXVM 機能がvSphere Clientに組み込まれました! XVM機能の詳細についてはこちらの記事をぜひお読みください。ここではXVMのさまざまなワークフローとユースケースについて詳しく説明しています。

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※引用元  https://blogs.vmware.com/vsphere/2020/12/advanced-cross-vcenter-server-migration-integrated-in-vsphere-7-u1c.html

※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。

 


 

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