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第60回 VMworld 2020でvSphere with Tanzuについて知ろう (野田貴子) 2020年11月

こんにちはー。野田貴子です。今回も英語が苦手な方向けに海外の人気コラムを意訳したものをご紹介します。 VMwareの研修を検討されている方は、2019年にVMware社『VMware Education Partner of the year 2019』『VMware Certified Instructor Award 2019』のダブル受賞となった、実績も受賞歴も豊富なCTC教育サービスにどうぞ! ※VMware研修コース (https://www.school.ctc-g.co.jp/vmware/index.html)

2020年9月15日、VMwareはvSphere 7 Update 1を発表しました。そしてこのリリースに伴い、vSphere with Tanzuの発表がありました。vSphere with Tanzuでは、完全なVMware Cloud Foundation Stackを実行せずともvSphere Enterprise PlusでKubernetesのワークロードを実行する機能が導入されています。ネットワーキングは、vSphere Distributed SwitchesとLoad Balancerの仮想マシンを使用して実現されています。

多くのvSphere管理者がそうであるように、学ぶべきことはたくさんあります。そこで、オンラインで利用できるように仮想化されたVMworld 2020で提供されるセッションのリストの中から、それぞれのセッションを最大限に活用できるようにいくつかのトラックをピックアップして順番にまとめてみました。

ビギナートラック

最初にリストアップするのはBeginner Trackです。「何から始めればいいのだろう」「なぜKubernetesは重要なのか」「Kubernetesやコンテナとは何なのか」と悩んでいる方にはこちらがおすすめです。

fig01

ほかのトラックに先立ち、基礎となるトラックであるScottie RayのKUB1888とMarc AlumbaughのKUB2621から始めましょう。続いては私のセッションであるKUB2161、そしてKenny ColemanのKUB2191が続きます。残りのセッションもどれも素晴らしいものばかりです。また、「vSphere with Tanzu用のストレージ」というミニトラックも用意されています。

VMworld.comでのリンク タイトル
KUB1888 クラウドネイティブの基礎知識:VI管理者のためのコンテナとKubernetes初級講座
KUB2038 vSphereのComfortから Kubernetes Adminになる方法
KUB2162 vSphere AdminのためのvSphere with Tanzu初級講座
KUB2191 Tanzu Kubernetes Gridを使ってKubernetesを簡単にデプロイする
KUB2621 TanzuとTanzu Kubernetes GridでvSphereを使い始める
HCI2160 vSphere用クラウドネイティブストレージのテクニカルディープダイブ
HCI2514 vSphere 7のCNSの新機能(GAとU1)
HCI2540 VMware上のKubernetesとモダンアプリケーションのためのデータ管理
HCP1501 vRealizeを使用したTanzuインフラストラクチャの自動化と運用
ディープダイブトラック

次は多くの方が待ち望んでいたDeep Dive Trackです!

fig02

このトラックは期待を裏切りません! プロダクトマネージャーのBo FuがvSphere with Tanzuのディープダイブを行います。

Tech Marketingの私の同僚であるMyles Gray氏とMichael West氏による2つのセッションは見逃せません。MylesはvSphereのCloud Native Storageを探求し、MichaelはvSphere with Tanzuをデプロイする方法をステップバイステップで紹介します。MichaelはvSphere with TanzuとvDSスイッチとHAProxyロードバランサーを使用してネットワークを設定する方法もお伝えします。正直に、どのセッションも素晴らしいものとなっています。

次のセッションは、Vinay氏による、vSphereとTanzuを使用した場合のNSXネットワークの紹介です。NSXをお使いの方、またはNSXへの移行を検討されている方には、ぜひご覧いただきたいセッションです。

AIや機械学習に取り組んでいたり興味を持っている方、あるいは、Kubernetesがこの分野にどのようにフィットするのか疑問に思っている方は、ここに答えがあります。私の同僚であるTech MarketingのJustin MurrayとData ScienceグループのStaff EngineerであるEnrique Corroが、Apache SparkをvSphere with Tanzuで使用する方法について話してくれます。Justinは自分がサボっていないことを証明したいがために、ConfluentのJeff Beanと一緒にConfluent Operatorを使ってvSphere with Tanzu上でKafkaをデプロイするというとてもクールなセッションを行っています。

VMworld.comでのリンク タイトル
KUB2323 xPerfシリーズ:vSphere with Tanzuパフォーマンスのディープダイブ
KUB2469 vSphere with Tanzuのディープダイブ
KUB2594 vSphere with Tanzu:デプロイメントと管理のディープダイブ
HCI2160 vSphere用クラウドネイティブストレージのテクニカルディープダイブ
HCI2181 VMware Cloud Foundationを使ってvSphere with Tanzuを成功させる方法
HCP1167 Confluent Operatorを使用してvSphere with Tanzu上にKafkaを展開する
HCP1266 MLワークロードのためのKubernetesとvSphere Bitfusionの使用
HCP1435 VMware Cloud Foundation 4を使用した従来のアプリケーションと最新のアプリケーションの運用
HCP1545 vSphere Tanzuを使用したML/AI/HPCアプリケーションの近代化と最適化
HCP2097 vSphere with TanzuでのApache Sparkの簡素化とブースト
ビジネストラック

KubernetesやvSphere with Tanzuにフォーカスしたセッションのリストを見ていくうちに、もっとビジネスにフォーカスしていると思われるセッションをいくつか追加してみようと思いました。

fig03

最初のディスカッションは、VMwareのRobbie JerromがBritish TelecomのPhilip Buckley-Mellorと議論するものです。このセッションでは、BT社がVCFを導入したことでレガシーなアプリケーションと最新のアプリケーションの架け橋になっていること、また、インフラを撤去したり置き換えたりしていないことについて議論します。また、将来を見据えたVMwareの優れた事例が紹介されます。

最後に、Birds of a Feather(特定テーマの自由討論会)です。私はvSphere with Tanzu界隈の友人たちと一緒に、「何から始めるべきか?」に焦点を当てたBoFを開催します。私たちはここで、質問に答えたり、正しい方向性を示したりします。特に10月1日木曜日の午前5時(東部標準時)のセッションでは眠気覚ましのコーヒーが必要になりそうですが、ぜひ参加してみてください。

VMworld.comでのリンク タイトル
KUB2153 なぜvSphereとKubernetesは理にかなっているのか
KUB2784 生放送 - エキスパート座談会:Kendrick ColemanとMike Foleyと一緒にvSphere上のKubernetesについて質問しよう
まとめ

この記事がみなさんのお役に立てれば幸いです。VMworldはすべて録画されているので、順番にセッションを楽しみ勉強することができます。一堂に集まることができればよかったですが、2021年のVMWorldではそれが実現できますように。

※引用元  https://blogs.vmware.com/vsphere/2020/09/learn-about-vsphere-with-tanzu-at-vmworld-2020.html

※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。

 


 

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