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第39回 vSphere 6.7U1におけるVMware Tools Repositoryの設定 (野田貴子) 2019年3月

こんにちはー。野田貴子です。今回も英語が苦手な方向けに海外の人気コラムを意訳したものをご紹介します。 VMwareの研修を検討されている方は、『VMware Education Partner of the Year 2017』を2年連続で受賞しているCTC教育サービスにどうぞ!
※VMware研修コース https://www.school.ctc-g.co.jp/vmware/index.html

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vSphereホストをアップグレードする際は、通常、仮想マシンのVMware Toolsもアップグレードすることをお勧めします。特にESXiのバージョンが異なるホストがある場合、管理が面倒になります。これを軽減するために、ファイルを一元管理されたリポジトリに保存し、ホストに適切な場所を指定することができます。この機能のチュートリアルはこちらにあります。

vSphere 6.5 Update 1で導入されたupdateProductLockerPolicyツールは、vSphere 6.7 Update 1で廃止されました。これはupdateProductLockerLocationという名前の新しいvSphere APIに置き換えられ、ホストをメンテナンスモードにしたりリブートしたりすることなく、この設定を適用できるようになりました。このブログ記事では、VMware Tools用の一元管理されたリポジトリをセットアップするためにこのAPIを使用する方法について解説します。

VMware Toolsに中央リポジトリを使用する理由

私はいつも理由から始めるのが好きです。VMware Toolsの最新ビルドはhttps://www.vmware.com/go/toolsからいつでも入手できます。バージョン10.0以降、VMware ToolsのリリースはvSphereのリリースから切り離されました。一元管理されたリポジトリを設定することで、VMware Toolsだけのリリースを標準化することができます。これにより、VMware Toolsを統合せずにESXiのイメージをデプロイすることもできます。これを実行すると、ESXiホストのディスク容量が節約され、デプロイプロセスがスピードアップします。

セントラルリポジトリの設定方法

以上が理由で、次が方法です。まず、VMware Toolsイメージを保存する新しい場所を作成します。この例では、vSANデータストアの/vmfs/volumes/vsanDatastore/vmtoolsに新しいディレクトリを作成します。

fig01

次に、https://www.vmware.com/go/toolsから最新のVMware Toolsバンドルをダウンロードして、この新しくプロビジョニングされた場所に展開します。バンドルには「vmtools」ディレクトリと「floppies」ディレクトリの両方が必要です。この場所へのアクセスに使用したパスを書き留めておいてください。後で必要になります。

fig02

問題のフォルダにVMware Toolsファイルを解凍したら、各ホストのProductLockerポインタを更新する必要があります。現在、これはvCenter Server ApplianceのManaged Object Browser(https:// VCSA_FQDN/mobからアクセスします。必ずログインしてください。ログインしたら、ハイパーリンクをクリックしてMOBをブラウズできます)を通して行われます。Content > rootFolder > childEntity > hostFolder > hostの順に進み、更新したいホストをクリックします。

ホストレベルでは2つのAPI呼び出しが可能です。

fig03

ご想像のとおり、QueryProductLockerLocationはホスト上のProductLockerの現在の場所を示します。

fig04

これは、問題のホストに対してローカルであるVMFSボリューム上のディレクトリです。これを更新して、前に書き留めた新しい共有場所を指定します。これを行うには、UpdateProductLockerLocation_Taskメソッドを呼び出して、新しい場所へのパスを指定します。

fig05

変更が正常に完了したことを確認するためにQueryProductLockerLocationメソッドを呼び出します。

fig06

出力を見て、ProductLockerの場所がvSANデータストアの新しいディレクトリに正常に移動されたことを確認します。この方法で設定されたすべてのホストは、VMware Toolsをアップグレードするときにゲスト用に同じインストーラを指します。新しいバージョンのVMware Toolsをプッシュする必要がある場合は、1つの場所にあるファイルのみを変更してください。

※引用元  https://blogs.vmware.com/vsphere/2019/01/configure-a-vmware-tools-repo-in-vsphere-6-7u1.html
※本コラムはVMware社が公式に発表しているものでなく、翻訳者が独自に意訳しているものです。

 


 

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