CTC 教育サービス
[IT研修]注目キーワード Python UiPath(RPA) 最新技術動向 Microsoft Azure Docker Kubernetes
こんにちはー。野田貴子です。今月も海外のRailsブログで面白いものを意訳して紹介していきます。
今回はこちらのブログ記事を取り上げます。
『Railsの習得が今でも良い選択肢である理由』
(原題:Why Learning Rails Is Still a Great Choice in 2016)
https://www.sitepoint.com/why-learning-rails-is-still-a-great-choice-in-2016/
たびたび似たような話題が登場しますが、Ruby on Railsの能力が高く人気が根強いことの証明ではないでしょうか。この記事の著者は初心者向けのRails勉強本も書いています。彼がRailsのどのような点に注目しているのかが、以下の要約にあらわれていると思います。
-----
Railsは12年以上も続いている。特にウェブ界隈ではソフトウェアは光の速さで変化しているにも関わらず、その中でRailsが生き残っている理由は何だろうか。今でもRailsを学ぶ価値があるのはなぜだろうか。
Railsの基本方針(Doctrine)がここにある。
http://rubyonrails.org/doctrine/
Railsの主義を以下に引用する。
・プログラマの幸福度を最適化
・設定より規約
・メニューはomakase
・パラダイムは1つではない
・美しいコードを称える
・よく切れるナイフを提供する
・統合システムを尊重する
・安定性より進歩を重視する
・大きなテントを押し上げる
詳細までは解説しないが、「ウェブサイトを作ろう」などとは言っていない。ウェブフレームワークに対する言葉が「happiness」「beautiful」「progress」「value」というのは考えさせられる。
全ての主義に賛成するかどうかはともかく、素晴らしい内容だ。
概念実証で何かをすぐに用意したいとき、Railsより良いものは見つからないだろう。Railsは何世代にも渡ってスタートアップ向けフレームワークの選択肢だった。
さらにウェブ開発初心者にとってはRailsを使えばとても早く成功できる。一つのプログラミング言語全体を学ばなくとも十分だし、実際多くの人はRails経由でRubyを学んでいる。
最初からいろいろなものが備わっているため、Railsを動かすだけでウェブに関することが学べる。
・RESTfulなエンドポイント
・Assetの圧縮と構築
・データベースのマイグレーション
・パッケージと依存管理
・テスト
一通り学べたら各自で深掘りできる。
12年の間にRailsは多数くの成功したサイトで使われ、それらの悩ましい問題を解決するためにオープンソースのgemが次々と作り出された。例えばDevise(https://github.com/plataformatec/devise)というgemのユーザー認証機能が素晴らしい。
Railsは先人たちやそのコミュニティの成果の賜物だ。
Rubygem(http://rubygems.org/)でRailsを検索すると160ページ以上も表示され(https://rubygems.org/search?utf8=%E2%9C%93&query=rail://rubygems.org/search?utf8=%E2%9C%93&query=rails)、さらに毎週増えている。Railsに関する本やビデオもたくさんあり、新しいものもすぐに出版・公開される。
あなたを助けるための助っ人はたくさんいる。
私の考えではRailsを学ぶ最大の理由の1つはそれがRubyに基づくためだ。私は数十年間多くの言語を使ったが、ほとんどはもう使っていない。
Railsで稼げるかどうか質問されることがあるので、リアルなデータを紹介しておく。
『RubyとRailsが2016年のプログラミング言語トップ10入り』
(原題:Ruby and Rails are in the top 10 programming languages of 2016)
http://spectrum.ieee.org/computing/software/the-2016-top-programming-languages
『Ruby/Railsが2016年に最も需要がある言語トップ9入り』
(原題:Ruby/Rails is in the top 9 most in demand languages in 2016)
http://www.codingdojo.com/blog/9-most-in-demand-programming-languages-of-2016/
『Ruby/Railsの順位上昇。2015年から6ポイント上がる』
(原題:Ruby/Rails is moving up the lists. It is up 6 from 2015 here)
https://fossbytes.com/top-100-most-popular-programming-languages-of-2016/
Fabio Akitaのこの記事が一番いい。
『Railsの勝利。みんな見て見ぬふり』
(原題:Rails Has Won: The Elephant in the Room)
http://www.akitaonrails.com/2016/05/23/rails-has-won-the-elephant-in-the-room
Railsはある意味勝った。初心者ならRailsを学ぶことができ、上級者ならRailsで素晴らしいものを作ることができる。Railsは絶えず変わるウェブ開発状況についていくために、まだまだ大きな変化をもたらし続けている。
協力:DIVE INTO CODE株式会社 野呂浩良
https://diveintocode.jp/
[IT研修]注目キーワード Python UiPath(RPA) 最新技術動向 Microsoft Azure Docker Kubernetes