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生成AIをビジネスに活用!必要なスキルとおすすめの研修を紹介 (CTC教育サービス) 2024年8月

生成AIとは?

テキスト、画像、音声、プログラムコード、構造化データなど、さまざまな種類のコンテンツを生成できる人工知能(AI)の一種です。従来のAIが、既存のデータに基づいて分析や予測を行うのに対し、生成AIは、学習データの特徴を捉え、全く新しいデータを作成することができます。

例えば、文章生成AIは、大量のテキストデータを学習し、文法や表現方法を習得することで、人間が書いたような自然な文章を生成できます。画像生成AIは、膨大な画像データから、写真のようにリアルな画像や、イラストのような創作的な画像を生成することが可能です。
2022年9月に公表されたSEQUOIAとGPT-3の「2030年代頃までのGenerative AIの展開予想」によると、テキスト、コーディング、画像、動画・3D・ゲーム分野の順番で活用が進んでいくと予測されています。(総務省の令和5年度版情報通信白書より)

生成AIを業務やビジネスに活用する例

生成AIは、その革新的な能力から、ビジネスの様々な場面で活用が期待されています。

社内の業務効率化
  • 社内文書の作成支援: 議題や要点を箇条書きにするだけで、議事録や提案書などの社内文書を自動生成。
  • 社内情報検索システムの高度化: 自然言語による検索や、関連性の高い情報を自動抽出し、必要な情報に素早くアクセス可能に。
開発
  • ソースコードの自動生成: 設計書や仕様書から、PythonやJavaなどのプログラミング言語のコードを自動生成。
  • バグの自動検出: ソースコードを解析し、潜在的なバグを自動的に検出。
  • テストコードの自動生成: ソースコードから、単体テストや結合テストなどのテストコードを自動生成。
営業
  • 顧客ターゲティング: 顧客データ分析に基づき、最適なターゲット顧客を自動抽出。
  • 営業資料の作成: 顧客属性に合わせた提案書や見積書を自動生成。
  • メールマーケティングの自動化: 顧客の興味関心に基づいたメールを自動配信。
企画
  • 市場トレンド分析: SNSやニュース記事などのデータを分析し、最新の市場トレンドを把握。
  • 広告クリエイティブの自動生成: ターゲット顧客に合わせた広告文やバナー画像を自動生成。
  • コンテンツマーケティング: ブログ記事やSNS投稿など、顧客の興味関心を引くコンテンツを自動生成。
生成AIを業務に組み込み、ビジネスに活用するために必要な知識・スキルは?

ビジネスで生成AIを利活用する人を、3つの視点で見てみましょう。

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①生成AIを自身の業務に活用したいユーザー

エンジニアに限らず、生成AIを搭載したシステムやサービスを利用するユーザーは、無償で使用できるChatGPTをはじめとして、一般のユーザーでも気軽に生成AIを使用できるようになりました。特に、文章の生成を目的としたAIの活用が増えています。気軽に利用できるものの、デメリットやリスクも抱えており、ビジネスで利用するには正しい知識を習得した上で利用することが重要となります。

● 必要な知識・スキル

  • 生成AIの基礎知識: 生成AIの仕組みや種類、メリット・デメリット、倫理的な問題などを理解する。
  • 効果的なプロンプト(指示)を出すスキル: 生成AIが生成する文章・画像などの質を高めるために、より具体的で明確な指示を出すスキルが必要。
  • 生成AIが出力した結果を評価するスキル: 生成AIが出力した結果が、倫理的に問題ないか、著作権を侵害していないかなどを判断するスキル。
②生成AIに的確な指示を出すエンジニア (プロンプトエンジニア)

MicrosoftのCopilotやGoogleのGeminiをはじめとする生成AIサービスを活用するには、適切な指示を出せるスキルが必要です。特にLLM(大規模言語モデル)においては、目的合わせた指示(プロンプト)の出し方が特に重要です。その指示の設計・開発をするエンジニアのことをプロンプトエンジニアと呼びます。顧客の要求をAIが理解しやすい形に言語化することは、AIを活用したサービス品質向上に欠かせません。

● 必要な知識・スキル

  • プロンプトエンジニアリング: 生成AIへの的確な指示を出し、より実践的な利用ができるスキル。
  • プログラミング: Pythonなどのプログラミング言語を使って開発をするスキル。
  • 統計: 統計的手法の理解。
  • 機械学習とディープラーニング: 機械学習の基本的なアルゴリズムやディープラーニングの基礎知識。
  • 自然言語処理(NLP): コンピュータに人間の言葉を理解させるための技術。プロンプトエンジニアにも基礎知識が必要。
  • 開発手法やバージョン管理などのプロジェクト管理: バージョン管理やアジャイルなどの開発手法。
  • 業界知識: 導入するユーザー企業の業界知識。
  • コミュニケーション/問題解決力・判断力: チームで開発を行う際に必要なコミュニケーション能力や、問題解決、状況判断能力。
③生成AIをシステムに組み込むエンジニア

新たな製品やサービスの開発、既存のシステムへの生成AIの組み込みをするためのエンジニアを指します。例えば、既存の製品やサービスに生成AIを組み込もうとする場合、生成AIそのものの仕組みを理解し、組み込むためのスキルが必要。また、生成AIが答えを導き出すプログラム(AIモデル)は、複数存在します。そのAIモデルを最適化することで、高精度な答えを導き出すことができます。その最適化するスキルも重要です。

● 必要な知識・スキル

  • 生成AIのアーキテクチャ: 生成AIの基盤となる技術やモデルについての深い理解。
  • 機械学習/ディープラーニング: AIモデルの構築や学習、評価に関する専門知識。
  • プログラミング: Pythonなど、AI開発に用いられるプログラミング言語のスキル。
  • 自然言語処理(NLP): コンピュータに人間の言葉を理解させるための技術。
  • データの処理: データの収集、クリーニング、前処理などのスキル。Pandas、NumPyなどのライブラリ活用経験も有用。
  • クラウド: AWS、GCP、Azureなど、クラウドプラットフォームに関する知識。
  • 開発手法やバージョン管理などのプロジェクト管理: バージョン管理やアジャイルなどの開発手法。
  • 業界知識: 導入するユーザー企業の業界知識。
  • 新しいAI技術のキャッチアップ: 新しいアルゴリズム、ツール、テクニックについて学び続けるため、研究論文を読んだり、カンファレンスやオンラインコースを受講するなど、日々進化する新しい知識を身に着けることが重要です。
スキル習得のためのおすすめの研修

上記で紹介したスキルを習得するためのおすすめの研修を紹介します。
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生成AIに関する基礎知識

● ゼロから始める生成AI
生成AIの基礎を1日で体系的に学べる、Zoomを使った初心者向けのコースです。
生成AIがどうやって働くのか、自分で生成AIを使ってみたいけれど何から始めればいいのか、そんな疑問に答える内容となっています。

● Microsoft Azure AIの基礎
AI の概要について理解し、Microsoft Azureで実現できるAIソリューションの基礎について学びます。

生成AIのツールの基礎知識~業務システムへの適用

● Copilot for Microsoft 365
MS-4004 Copilot for Microsoft 365 のユース ケースを使って従業員を強化する
MS-4005 Microsoft Copilot for Microsoft 365 に対して効果的なプロンプトを作成する

● Copilot for Microsoft 365
AI-050 Azure OpenAI Service を使用して生成 AI ソリューションを開発する
 生成AIの概要を理解するだけではなく、アプリケーション開発を始める、あるいは開発を委託するために必要な基礎知識を身に着けることができます。

● Vertex AI トレーニング

● ChatGPT
生成AIの代表的なツールであるChatGPTによる業務効率化を学べるトレーニングを定期開催

プログラミング

● Python
CTC教育サービスはPythonエンジニア育成推進協会の認定スクールです。Pythonをこれから使い始める方のために、Pythonを使用して汎用目的のプログラムを記述するために必要な基礎知識とスキルを習得します。基本構文や変数についてわからない方にも、スクリプトの書き方からしっかり学ぶことができます。資格対策コースも人気です。
Python入門
データ分析のためのPythonライブラリ
Pythonによるデータ分析入門

統計の知識(統計学)

● 統計学基礎
データを分析するための統計学の様々な手法・用語を理解し、統計学の手法を活用し、ビジネスにおける様々なデータ分析方法を学びます。「データ分析のための統計学基礎1」と「データ分析のための統計学基礎2」を組み合わせることで「統計検定3級」の試験範囲をカバーします。

機械学習とディープラーニング

● ゼロから始めるAI/機械学習/ディープラーニング 〜G検定対応講座〜
AIの開発がどのように進んできたのか、今の主流はどのような手法なのか、その手法を利用する際の注意点は何なのか...などを、ポイントを押さえつつ丁寧にわかりやすく解説します。

データ操作

● ゼロから始めるデータサイエンス 〜DS検定リテラシーレベル対応講座〜
統計の基礎知識だけでなく、データを収集するときの注意点や分析のポイント、そしてその後の利用や扱い方について、具体的で実践的な内容を扱います。
また本コースのカリキュラムは、データサイエンティスト検定リテラシーレベルのシラバスに沿った構成となっているため、試験を受験予定の方にもおすすめのコースです。
※本コースはデータサイエンス協会の監修済みコースです。

クラウドなどインフラ

● AWS
CTC教育サービスは、AWS認定トレーニングパートナー(ATP)として、AWSの入門・設計・運用のスキルアップに対応した研修や資格に対応するコースを開催しています。

● Microsoft Azure
Azureの基礎を学ぶ「AZ-900 Microsoft Azure 基礎」をはじめとして、管理者向け・ソリューションアーキテクト向けの各種Microsoft認定トレーニングを定期開催しています。

● GCP
GCPの基礎から応用まで学べるコースを提供しています。

開発手法やバージョン管理などのプロジェクト管理

● システム開発概要
アジャイル開発やウォーターフォール開発などの開発手法の基礎を学ぶ、初学者向けのコースです。

● インフラエンジニアのためのGit/GitLab
Gitを使ったバージョン管理の基礎を学ぶコースです。

業界知識

● ビジネススキル (業務知識/業界研究)
業界・業務知識を学ぶコースをラインナップしています。
研修の受講以外にも、業界団体や業界紙が開催するセミナーや、業界に特化したコンサルティング会社が提供する研修なども大変有益です。

CTC教育サービスでは、エンジニアをはじめとする人材の育成を支援いたします

CTC教育サービスでは、エンジニアをはじめとする人材の育成を支援する様々なサービスをご用意しています。CTCT独自のハイブリッド研修やLiveオンライン研修も大変好評です。

ハイブリッド研修とは

CTC教育サービスのハイブリッド研修は、集合型研修とLiveオンライン研修を同時開催する研修形態です。同時開催のため、CTCT主催コースを、自宅やオフィス、あるいはCTC教育サービス研修会場など、好きな場所でご受講いただくことができます。オンライン学習の柔軟性と、オフライン学習の対面によるコミュニケーションのメリットを併せ持っており、受講者の希望で選択することが可能です。

Liveオンライン研修とは

CTC教育サービスのLiveオンライン研修は、インターネット経由で自宅やオフィスからリアルタイムに受講できるライブ配信型の研修です。集合型研修に参加しているのと変わらない演習環境、インタラクティブな質問体制・サポートのある受講が可能です。新入社員研修等の一社研修でもLiveオンライン研修は多数の実績があります。

充実の機材や演習環境

CTC教育サービスでは、学習に必要な機材や環境を完備しています。会場にはお持ちいただくものはございません。また、Liveオンライン研修でも、Zoom等の準備のみで受講可能なコースも多数ございます。資格試験に対応するコースでは、試験に備えてオンラインの問題集もあるため、いつでもどこでも勉強することも可能です。

CTC教育サービス その他おすすめのサービス (育成担当者向け)
  • サブスクリプション(CLS)
    CLSは、DX推進やIT人材の育成をサポートするサービスです。
    「何を学べばよいか?」の解決から研修(研修参加・動画コンテンツ)までカバー、定額制で必要予算も明確化されています。
    おすすめの研修としてご紹介したコースの多くも、サブスクリプションのパックに含まれています。
  • ITスキル診断サービス
    ITスキル診断サービスは、ITスキルレベルを測定し、可視化するサービスです。厳選されたCTC教育サービスオリジナルのテストを受験いただき、その結果と評価から個人毎の弱点を見つけ、スキルアップするための最適なルートを見つけ出すことができます。最後にお渡しするレポートは、今後の学習計画に役立てることができます。

 


 

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