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第33回 他言語経験者がRailsで仕事するにあたっての雑感 (吉政忠志) 2018年10月

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。プログラマーが将来にわたっても食べていくには、複数の言語をマスターしたほうがいいですよね。

Web系のエンジニアでしたら、全てのWebサイトの8割強に導入されているPHPは外せないと思うのですが、もう一つ欲しいということになった時に候補に挙がるのがRuby on RailsやJava Scriptではないでしょうか?私はRuby on Railsの試験を主宰しているので、今回は他言語からRuby on Railsに転向した場合の生の声を列記します。これからRailsを学びたいと思われている方に何らかの参考になればうれしいです。以下はすべて個人の意見ですので、あくまでもそのつもりでご覧ください。

「私は.NET界隈からRails来ましたが、.NETの概念のうち90%はRailsでも適用されると思っています。唯一の注意点は、コマンドラインに精通する必要があることです。この点は、ドロップダウンメニューを使ってあらゆる開発を行ってきたWindowsスタイルの開発者にとって、苦難となりうるようです。まずは小さなアプリをRailsに収めてみて、その過程ですべての概念を理解していくとよいと思います。」

「シニアなポジションの採用でない限り、開発者に対して最も期待していることは、Railsの仕組みとリファクタリングの方法に対する基本的な理解があることだと思っています。基本的に私が気にするのは、何の言語を使えるかよりも、プログラミングの問題(どの言語でもほとんど同じです)を解決できるかどうかです。例えば、Railsのバックエンドサイクルはどのように動作するのか(リクエストとレスポンス)、コントローラをゼロから構築する方法、乱雑なモデルをちょっとしたヒントを使ってより良いパターンにリファクタリングする方法、といったものです。この点を注意して学ぶとよいと思います。」

「私は数年前にPHPからRailsに転向しました。優れた本や学習コースに数ヶ月間取り組めば、稼げるRubyプログラマーになるには十分でした。『Eloquent Ruby(和訳:明解!Ruby―奥深いRubyの文化を身に付けるテクニック)』、『The Well Grounded Rubyist』、公式ウェブサイトのRailsガイド、Udemyのウェビナーがお勧めですよ。」

「私はJava(8年間)と.NET(4年間)を経てRails(6年間)に来ました。今もRailsを使っています。私がプログラマーを採用をするときは、クライアントとサーバーインフラ、リクエストとレスポンス、マルチスレッドなどの基本的な理解がある人を探します。人事は通常「●年の経験が必須」などと追記しますが、言語はそれほど重要ではありません。最低限Railsでインフラを実装する方法やオブジェクト指向(デメテルの法則など)に関する大ざっぱな理解があればよいです。

それから明確なコミュニケーションも求めています。コンピューターサイエンス学部の一年生に対してさまざまな概念を説明できますか?自分の知らないことに対して正直になれますか?私がマインスイーパーのようなシステム要件を伝えたら、オブジェクト指向分析やデザインを行い、何のオブジェクトが必要かを答えられますか?その点を考慮し勉強されると採用されやすいエンジニアになると思います。」

いかがでしょうか?
個人的な意見ではありますが、参考になるところもあったと思います。
最後に私の意見を述べますが、独学は自分で学習したことを就職活動時に証明することになりますが、試験やスクールの研修に参加することは第三者証明になります。就職では両方あったほうが良いと思います。

このコラムを連載いただいているCTC教育サービスはRuby on Railsにおいて国内トップクラスの実績があるスクールです。興味がある方は以下のページもご覧ください。

CTC教育サービスRuby/Rails研修
https://www.school.ctc-g.co.jp/ruby/

 


 

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