CTC 教育サービス
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改めまして、このコラムを担当する吉政創成の吉政でございます。CTC教育サービスのマーケティング支援を行っているご縁から、この「技術者のほにゃららら」というコラムを月刊連載しています。「ほにゃららら」というのは40歳前後以上の方でないとぴんと来ないかもしれません。「XXXXX」や「なんとか」のような意味です。ちょっと大きな会社の役員をしていたこともあり、技術者の面接で経験したことや、XMLやLinux、Ruby、Ruby on Rails、PHPの認定試験を運営支援する中で感じたことなど、技術者の方々に役に立つような内容を中心に書いていきます。第七回は「成功者になれるかどうかは、結局その人の性格に依存するような気がする」という内容で徒然に書きます。
このコラムを読んだことがある人もいると思います。このコラムは以前メディアで私が寄稿して大ヒットとなったマーケッター向けのコラムを技術者の方向けに書き直したものです。興味がある方は是非お読みください。
自分は能力が高いのに、なんで成功しないんだろう。
そう思っている人は多いと思います。
そのような時、技能を伸ばす方に走ってはいけません。
もし、成功するために技能を伸ばす方だけに時間を投資すれば、きっと今よりも状況は悪化し、場合によっては社会人として廃人になることも十分あり得ると、経験上感じています。技術者でも、営業でも、マーケッターでもそうですが、技術力は成功要素の基礎的な部分でしかないはずです。大事なのは他の部分にあります。
マザーテレサの言葉です。
思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。
この言葉は私が好きな言葉の一つです。まさにそうだなぁと思うことが多いです。
能力的にはたけているのに成功しない人がいます。
能力的にはそれほど高くないのに成功する人がいます。
一人だけで完結する小さな開発であれば、個人の能力だけで何とかなるような気がしますが、チームで開発するような案件の場合、個人能力は成功の十分条件ではなくなると思います。人との付き合いは性格的なところが重要な要素になると思うからです。
また、能力的にそれほど高くなくても性格が良ければ、力を貸してくれる人がいて力を貸してくれる人々の能力も合わせた総合力で結果がでるようになるというのも大きいと思います。最終的に開発を依頼した人は、個人の能力はどうでもよく、納期内、予算内で成果物が出来、ちゃんと動いてくれればよいのです。
性格が真面目であれば、その人が提供するサービスの品質が高くなるは当たり前です。
ということで性格が成功にとって大事ということがいいたいのですが、当たり前のことなので、あまり長く書かずに本題に入りたいと思います。
上記のマザーテレサの言葉で大事なのは、性格を変えられるというところです。
「思考」⇒「言葉」⇒「行動」⇒「習慣」⇒「性格」⇒「運命」と連鎖しているので、「思考」から順番に気をつけていけば、やがて「性格」も「運命」も変えられると思うのです。
「思考」をかえるには?
「思考」は「経験」と「学び」のサイクルで成長していくと思うのですが、そのサイクルで重要なのは「師匠」だと思うのです。
実際によくある話ですが、人間のほとんどは自分の価値観で物事を測る傾向があります。
「経験」をして、そこから「学ぶ」時に、自分の価値観だけで勝手に理解をしてしまう人が成功しない一番の根本だと思っています。
例えば、ある期間頑張ってみて結果が出ないと、「その取り組みはだれが何をやってもうまくいかないこと」と思いこもうとするようなケースです。このケースはホントに多いです。たいていこのケースのパターンの人は「世の中そんなにあまくない」と思っていたり、わりとシニカルだったり、つまりその、まがった性格になってしまっている人です。この手の人は口では自己否定的なことを話していても、本気な自己否定ができない人です。この時に師匠がいて、厳しく正してくれると、経験からもっと学べることが多くなると思うのですが。それができれば、成長が早くなったり、性格が成功しやすい性格になったりすると思うのですが、、。
この考え方に共感する若い人に言いたいのは、早めに師匠を作ったほうが良いと思います。
理由は年がたてば、たつほど頭は固くなり、師匠と思える人を受け入れにくくなるからです。
師匠は一人じゃなくてもいいです。多すぎても問題ですが、そこそこはいた方が良いと思います。親もある意味人生の師匠ですが、同じ業界での他人の師匠がいいと思います。他人の師匠には甘えられないので、その距離感がいいと思います。
いかがでしょうか?
次回は師匠の見つけ方について書いてみたいと思います。
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