IT・技術研修ならCTC教育サービス

技術者のためのほにゃららら

 [IT研修]注目キーワード   Python  UiPath(RPA)  最新技術動向  Microsoft Azure  Docker  Kubernetes 

第5回　言語別平均年収ランキングの調査結果　～どうせ習得するのなら平均年収の事もちょっとは考えたい～ (吉政忠志) 2012年12月

　改めまして、このコラムを担当する吉政創成の吉政でございます。CTC教育サービスのマーケティング支援を行っているご縁から、この「技術者のほにゃららら」というコラムを月刊連載しています。「ほにゃららら」というのは40歳前後以上の方でないとぴんと来ないかもしれません。「XXXXX」や「なんとか」のような意味です。ちょっと大きな会社の役員をしていたこともあり、技術者の面接で経験したことや、XMLやLinux、Ruby、Ruby on Rails、PHPの認定試験を運営支援する中で感じたことなど、技術者の方々に役に立つような内容を中心に書いていきます。第五回は「言語別平均年収ランキングの調査結果　～どうせ取得するのなら年収の事もちょっとは考えたい～」という内容で徒然に書きます。

　技術の方々が取得したい言語を選ぶ際にどのような基準で考えられるでしょうか？

　言語選択については「言語の思想」や「効率性」、「会社の意向」など様々な理由があると思いますが、その選択基準として「市場価値」と「平均年収」というのもあるのではないかと思い、少し調べてみました。

　私もそうでしたが、独身の頃は年収のことは気になりませんでしたが、家族ができて養わなければならない立場になった時に、年収は結構大事だと思うようになりました。また年収はいきなり急激に上がることは稀で、前年をベースに検討されていくはずですので、年収を上げたいと思う方は、毎年効率的にあげていかなければなりません。そう考えると、「言語の市場価値」と「言語別の平均年収」というのは重要な要素なのではないかと思います。

　今回はワークポート社が2011年2月に報道発表し、一般公開された調査データから引用し、ご紹介します。計測期間は2010年1月～2010年12月と少々古めですが、何らかの参考になればと考えています。

　軒並み、2008年の調査時よりも平均年収が下がっていますが、スマートフォンアプリケーションやインターネット系の開発言語であるObjective-CやPerl、Ruby、PHPが圏外からランクインしています。ちなみに、報道発表文章ではRuby、PHPは若年層の求人が多く、平均年収では低くなりがちと記載されています。厚生労働省が発表した2010年の国内の全プログラマーの平均年収が420万円ですので、ランクインしている開発言語は全て平均より超えていることになります。

　この調査結果は業界の求人案件を集計した結果であり、客観的なデータだと考えています。

　2010年の市場の状況を考えると私も納得がいく結果だったと思います。恐らく調査から2年後にあたる今年の結果が来年年初に発表されると思いますが、おそらく今年の市場状況を反映したものになっていると思います。
　来年は？　3年後、5年後はどうでしょうか？　先のことはわかりませんが、言語の隆盛は非常に 長期にわたることが多く、順位は変わっていると思いますが、上記表に記載されている開発言語は大よそ残っているような気がします。ただ、あえて言うまでもないですが、ここ数年はインターネット系とスマートフォン系の開発言語が上位を占めると個人的に思います。

　このコラムの第二回「技術者のための『開発言語バイリンガル』 」でご紹介していますが、開発言語については、大手ソーシャル系の求人を見てもわかる通り、開発言語バイリンガルが前提になっているところが多いです。将来の自分設計のために次の習得言語を検討してもよいのではないでしょうか？

　CTC教育サービスでは充実した開発言語のコースを実施しています。興味がある方は下記をご参考の上、是非受講ください。それでは次回もよろしくお願いいたします。

CTC教育サービス 関連コース

• クラウド・仮想化研修
• VMware研修
• Python研修
• Hyper-V研修
• Microsoft Azure研修
• AWS研修

 [IT研修]注目キーワード   Python  UiPath(RPA)  最新技術動向  Microsoft Azure  Docker  Kubernetes 

「技術者のためのほにゃららら」コラム一覧へ

コラム一覧へ