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第71回  シン・ゴジラ (藤江一博) 2017年9月

『赤と黒』:

ある朝、起きて点けたテレビに赤と黒の画面が映し出されました。

スタンダール (Stendhal) が野心に満ちた青年を主人公に描く小説「赤と黒」"Le Rouge et le Noir" のタイトルをふざけて模した様な見慣れない色合いのテレビ画面を通じて視聴者に何を伝えようとしているのかは直ぐには分かりませんでしたが、良くないことが起きたのであろうことはその「赤と黒」の色調が物語っていました。

悪い予兆であると捉えた直後でも、まるでドラマの様なテレビ画面を現実のものとは思えないと感じたのは私だけではない筈でしょう。

まるで現実に虚構が唐突に体当たりしてきた瞬間を目撃したかのような気分です。

 

『シン・ゴジラ』:

「全国瞬時警報システム」(Jアラート)を初めて観た感想とは言えませんが、まさかテレビで見ることになろうとは思っておらず現実のものとは到底思えなかったのです。

まるで怪獣映画の一場面のようなテレビ中継に思わず最近観た「シン・ゴジラ」"Shin Godzilla", "Godzilla: Resurgence" を想起しました。「シン・ゴジラ」のポスターである「赤と黒」の印象を強く持っていたために、テレビ画面に映された「色」繋がりで「ハイパー・リンク」"Hyperlink" したのです。

映画「シン・ゴジラ」のキャッチコピーは「現実(ニッポン)対 虚構(ゴジラ)」。

「空想特撮映画」という枠組みで総監督の庵野秀明と監督の樋口真嗣を中核とした製作者達が「シン・ゴジラ」で追求したのはリアリティでした。その点に於いては総監督比較として小松左京が総監督した映画「さよならジュピター」と見比べるのも一興かもしれません(以前のコラム『第64回 さよならレイラ 』を併せてご参照下さい)。

「シン・ゴジラ」"Shin Godzilla" での物語が「虚構」の中に「現実」感覚を突き詰めることで視聴している時間がそのまま現在進行形としての時系列と感じることでのリアリティさを醸しています。片や「虚構」と「現実」を行き来する映画「マトリックス」"The Matrix" では現実として映し出しているものこそが虚構であり、逆に虚構のような悲惨な状態が現実であると認識させるというストーリーです。
「マトリックス(メイトリクス)」の語源はラテン語の「子宮」を由来とし「生み出すもの」としての機能を意味する言葉ですが、映画での「マトリックス」はコンピュータ・ネットワークで構成されたサイバースペース上で生み出された「仮想現実空間」での「既視感的再現」を呈していました。

既視感、それは一度も観たことが無いのにどこかで体験したように感じることです。
「既視感」つまり「デジャヴ」"déjà vu" は、まさに「シン・ゴジラ」が求めたリアリティです。この既視感により、ある種の「ヴァーチャル・リアリティ」"Virtual Reality; VR" としての共通項が二作品にはあるように想えます(以前のコラム『第60回 オペラ座の怪人』を併せてご参照下さい)。

それらと対比するならば、現実世界に入り込んで来た「全国瞬時警報システム」のテレビ画面は「拡張現実」の様相を呈しており「アグメンティッド・リアリティ」"Augmented Reality; AR" とも認識できそうな気もしてきました。
ですが今回は「現実」世界に「虚構」が舞い込んで来たのです。この現象は「複合現実」"Mixed Reality; MR" とも言えるかもしれません。

否、これこそが我々が生きている現実世界そのもののであると正視しなくてはならないのでしょう。

「現実(ニッポン)対 現実(ミサイル)」という一触即発の緊張状態です。

 

『巡航ミサイルキャリア』:

ミサイルで思い出したのは、日本のロックバンド「ザ・ルースターズ」(THE ROOSTERS) が唄う「C.M.C.」(1983年発表) という楽曲があった事です。

大江慎也が牧歌的に唄う「轟音が鳴り響き、空からミサイルが落ちてきた」というフレーズが強烈な印象を残す楽曲です。歌詞全般は、バカンスでビーチにて恋人と過ごす平凡な日常に、轟音と供にミサイルが落ちてきて爆発、散り散りに逃げ惑う人々。空は真っ黒こげ、海辺は木っ端微塵、憐れ一巻の終り。そんな唄です。

この楽曲は非日常の情景をただ描写しただけの歌詞でミサイルが飛んで来て戦争が始まったという有様を描いたものです。パンク・バンドの様に反戦のメッセージなどは一切含まれていません。

楽曲を聴いた当時はかなりぶっ飛んだ歌詞だなとも思ったものですが、それが現実にも為りかねない状況に愕然(がくぜん)とします。平和は当たり前のものではなくて絶えず努力しないと維持出来ない性格のものなのだと気づかされます。

そんな強烈な歌詞を持つ曲名の「C.M.C.」ですが、今更ながらに何の意味だろうと検索してみると "C.M.C.; CRUISING MISSILE CAREER"「巡航ミサイルキャリア」という意味のネーミングだそうです。大江慎也に因れば、元々の曲名が「サマー サマー サマー」"Summer Summer Summer" だったそうですが、楽曲製作中に「フォークランド紛争」(1982年)や「大韓航空機撃墜事件」(1983年)があって多くの命が失われ世界中の空気がキナ臭くなってきた時期であったために曲名を変えたのだそうです。

この曲を聴いていると当時と現在の空気がシンクロしつつあるのではないかと疑念を頂きます。

 

『量子コンピュータ』:

「現実」と「虚構」が交錯する別の地点を眺めてみたいと思います。

つい先日(2017年9月22日)、「汎用量子コンピュータを実現可能にする方法」が発明されたと発表がありました。この東京大学の古澤明及び武田俊太郎両氏による発表は学術雑誌だけではなく一般の新聞記事としても掲載されました。

確か数年前にも量子コンピュータのニュースが話題になりました。カナダのD-Wave Systems社が商用量子コンピュータを開発しているというもので512量子ビットを実現したということでした。そしてその先の未来には1,000量子ビットのプロセッサーを実現するロードマップを掲げていたのです。

現在に至る「電子式汎用計算機(コンピュータ)」"Computer" の進化には目を見張るものがあります。トランジスタなどの素子を集めた配線を集積回路としてシリコンチップにすることで極小化が進み処理速度を速めてきました。それと同時に既に限界に達していることも事実です。これ以上小さく出来ないためです。

これに替わるものとして期待されている一つが量子コンピュータです。

現在使用中の(電子式)コンピュータが「0と1」の二値である「ビット」"bit" で表現するのに対して、量子コンピュータは「量子ビット(キュービット)」"qubit; quantum bit" で表現するのです。「ビット」"bit"が「0と1」のどちらかの状態を意味するのに対し、キュービットは「重ね合わせ」"Superposition" という状態によって「0と1」の両方の状態を同時に表現出来ます。複数の情報を同時に扱うことが可能となることで、nキュービットは2のn乗の計算が並列に出来るということになります。従来のコンピュータでのビットが二進数を表現する一つの状態に過ぎなかったものがキュービットでは複数の遷移状態での表現となるために、とてつもない並列コンピューティングが可能になるのです。
この性能格差が段違いであろうことは(未だよく理解出来ていない)筆者にも感じることが出来ます。もし実用化されれば乗用車(パソコン)のエンジンに液体燃料の多段式サターン5型ロケット(アポロ計画で人類が月面を目指したロケット)が搭載されているのを稚拙ながらイメージしています。

ですが、量子コンピュータは近年に至っても夢の産物でしかありませんでした。「重ね合わせ」(スーパーポジション)の状態を維持するのが難しいのです。外部からの干渉などでスーパーポジションが壊れることを「デコヒーレンス」"decoherence" と呼ばれますが、これが実用化を難しくしています。

これを身近に引き寄せたのがカナダのD-Wave Systems社が開発したマシンでした。
(筆者は門外漢ですが)解説に因れば、D-Wave Systems社のマシンは量子コンピュータのアナログ型としてカテゴリされる「イジングマシン」"Ising Machine" という形式で特定問題を擬似的に再現した格子状モデルをシュミレーションすることで解を導く方式です。実現には極低温環境での量子現象で演算を行うという「量子アニーリング方式(量子焼きなまし法)」"quantum annealing" を採用しています。

D-Wave Systems社が開発中のマシンは現在(2017年)時点ですら、従来のコンピュータの一万倍以上の性能を誇るとされています。グーグルを筆頭にこの「量子アニーリング方式」での開発が進められており実用化に向けて周囲からも期待が高まっています。

 

ですが、東大が今回発表した発明はそれを大きく凌駕する革命となるのでしょう。

それは量子コンピュータのカテゴリでデジタル型である「チューリングマシン」"Turing Machine" の実現を期待させる発明だからです。「チューリングマシン」は「アラン・チューリング」(Alan Turing) が考えた計算機の方式です。

英国 BBCドラマ「シャーロック」"SHERLOCK" で脚光を浴び今や飛ぶ鳥を落とす勢いの「ベネディクト・カンバーバッチ」(Benedict Cumberbatch) が主役のチューリング役でドイツ軍の暗号「エニグマ」"Enigma" を解読する様を演じた「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」"The Imitation Game" として映画化されたので御覧になられた方も多いでしょう。
また計算機科学におけるノーベル賞である「チューリング賞」は、彼の名前に因んでいることからもアラン・チューリングのコンピュータに於ける功績の大きさが計り知ることができます。

この「チューリングマシン」は理論なのですが現在のコンピュータも同じ原理で動いていると考えることができます。「イジングマシン」が特定の計算をする専用計算機に対して「チューリングマシン」は現在のコンピュータと同系統となる汎用目的での計算が可能となります。

更には量子コンピュータを「チューリングマシン」として実現可能であれば圧倒的な計算量を発揮することになることでどんなチューリングマシンも模倣(エミュレート)できる「万能チューリングマシン」までもが実現するかもしれません。どのような事象でも僅かな時間で計算できることで必然的に世の中のあらゆる事柄が変わることになるでしょう。

今回の発明は光量子を採用したことで常温での使用が可能であり、量子テレポーテーション回路を無制限にループさせることで装置規模を集積可能にできうる原理を発明したことが大きな功績です。

「量子テレポーテーション」"Quantum Teleportation" は、「量子もつれ」"Quantum Entanglement" の効果を利用して情報を転送する技法です。量子もつれは離れた二つの粒子間の量子状態に相関関係があるのです。量子もつれは、まるで深い絆で結ばれた一卵性双生児が離れた場所で同時にお腹が痛くなるような現象です。この双子のような関係性を利用して情報を送信することなく転送することができるのです。

現在発表された写真には 4.2m × 1.5m のテーブルに無数に配線された光学機器が並べられた装置が一つの量子テレポーテーションの回路だそうです。記事で研究者の弁では「まだトランジスタ発明前の状態」と述べており「これでコンピュータがいつできるのはまだわからない」とコメントされていました。積年の研究を重ねた努力の過程でその一端が結実し今回の発明を導いたのです。詳細は公表されている共同発表の記事を御覧くださいませ。

まだ課題(エラー訂正の仕組み)が残っているのですが、この基本原理が集積された小さな回路になってパソコンの中に納まる日はそんなに遠い未来ではないことでしょう。大きな一歩であることは間違いなさそうです。

片やD-Wave Systems社が開発している「イジングマシン」も特定モデルだけの専用マシンとして閉じているだけでなくモデルを「ニューラルネットワーク」"Neural Network" に置き換えることで計算機上のシミュレーションに多様性も持たせることも可能らしいのです(これについてはまた勉強してから報告します)。

量子コンピュータ界隈の状況として学術分野側から日本では東大や東工大、東北大学などが基礎理論や応用研究を進めているのと並列に、D-Wave Systems社を筆頭にIBMやGoogleなど企業側も形振り構わず(なりふりかまわず)先手を取ろうとして量子コンピュータへの商用化へ丁々発止(ちょうちょうはっし)の闘いを繰り広げています。

昨日(2017年9月27日)にはマイクロソフト社 (Microsoft)が、量子コンピュータの「シミュレーター」"simulator" と「プログラミング言語」"programming language" の一般提供(プレビュー版)を2017年中に開始すると発表がありました。Visual Studioと密接に連携するものになるそうです。

未来のコンピュータへの羨望が過熱しすぎて沸騰している様が伺えます。

 

『浮動小数点数と実数』:

もう少し身近で極小なコンピュータでの「現実」と「虚構」も見てみましょう。

コンピュータで表現される浮動小数点数は実数ではない事を認識する必要があります。
これは虚構と現実の対比として捉えることが出来ましょう。

桁数の制限があるコンピュータではゼロ除算が出来ないといったことに加えて、表現できる精度には限りがあるのです。電子式コンピュータの内部では二進数として表現し保持される符号としての命令や数値データに過ぎず、画面に表示される時に我々が目にする十進数表記にはほとんどの場合に誤差が生じるのです。精度の観点ではコンピュータが保持する浮動小数点数はあくまで近似値であり、精度が無限とされる実数ではないことを改めて認識する必要があるのです。

浮動小数点数についてはその表現方法である「IEEE754規格」を見ておくと宜しいと思います。

何事にも目に見えていることがすべてでは無く事実とは異なるのだと認識する必要があります。

 

『アキラ』:

大友克洋の作品で「AKIRA」(アキラ)という漫画がありました。三十数年以上も前の漫画ですが大友克洋が自ら監督を務めてアニメーション映画化したことが大きな要因となり日本を飛び越えて海外でも広く人気があります。連載途中であった自分の漫画を原作としてアニメーションに至った要因には、大友克洋がその前に角川アニメーション映画「幻魔大戦」でキャラクターデザインを担当した経験が大きく影響した様子です。

「AKIRA」(アキラ)は第三次世界大戦後に東京湾に創られた新都市「ネオ東京」で繰り広げられる未来(2019年の設定)の物語です。不良少年の「金田正太郎」が近未来の荒廃した都市をイカしたデザインのカッコイイ「金田のバイク」で颯爽と疾走する様に取捨選択可能な未来世界の一つとして投影して想像できる話でした。

金田がバイクで疾走する背景に再開発が進む2019年「ネオ東京」がありました。その工事中の建造物には看板が掲げられていて「東京オリンピック 開催まであと147日」と映し出されます。これは「2020年に開催される東京オリンピック」を予言したのではと真しやか(まことしやか)に囁かれて(ささやかれて)います。詳細に描写する大友克洋の執念が偶然に見出した未来だったのでしょう。

大友克洋にしろ、大江慎也にしろ、二人とも千里眼、或いは、予知能力なのかとも考えられる異形の想像力と表現力を有した異能者(エスパー)でしょう。彼らが娯楽作品を通して我等(われら)愚衆(ぐしゅう)に訴え掛けるのは、不吉な予兆として燃え盛る火事がこれから起こるのだと火の見櫓(ひのみやぐら)に駆け上り半鐘(はんしょう)を一所懸命に殴りつけて警告している様に受け取る事が出来ます。現代の預言者です。

 

『雲海と鳥居とトワイライトゾーン』:

ウェザーニューズが雲海出現を予測する「雲海出現NAVI」を公開しています。
荘厳な雲海を見に行こうという目的での出現予想を地図にしたサイトです。
観ている者が美しいと感じることが出来る雲海は、俗界である地上と山頂付近の高所を分け隔てる荘厳な層として存在し神域へと続く領域との不明瞭な境界線と擬えることが出来るかもしれません。

「ブリューゲル」(Bruegel)が描いた「バベルの塔」"The Tower of Babel" の様に上方へと昇華しようとする人間を阻むように広がる雲海は神域との鳥居でもあり結界とも言えるのでしょう。

境界といえばトワイライトゾーンを想起します。

現実と虚構が束の間に交錯し魑魅魍魎(ちみもうりょう)が出てきそうな曖昧で不明瞭な時間帯です。
トワイライトゾーンと呼称できる現実と虚構が交錯する時刻や地点は選択する猶予と未来への曖昧さが渦舞いているのかもしれません。人はその渦巻く螺旋の流れに巻き込まれて行かざるを得ないのでしょうが、例え無駄な足掻き(あがき)だったとしても諦めず(あきらめず)に少しでも抗って(あらがって)良き未来となる選択をし続けることが必要かと思います。

 

『無名の英雄』:

1980年以降、アフガニスタン侵攻、モスクワオリンピックのボイコットと東西の緊張が再度高まる「冷戦」"Cold War"。冷戦真っただ中の時代に「大韓航空機撃墜事件」は起こるべくして起こったのです。1983年9月1日に大韓航空のボーイング747がソ連の領空を侵犯し戦闘機に撃墜され乗員と乗客を合わせて269人全員が死亡しました(事件に触発されてTHE ROOSTERSの大江慎也が歌ったのが「C.M.C.」です)。

 

その「大韓航空機撃墜事件」の三週間後である1983年9月26日の深夜にソ連で警報が鳴り響きます。

警報を発したのはソ連の核ミサイル発射警告衛星ネットワーク「オコ」"Oko" 。
その警報を聴いたのはソ連将校スタニスラフ・ペトロフ。

「オコ」は再びサイレンを鳴り響かせて米国から更に核ミサイルが発射されたと伝えます。
画面には血のような真っ赤なメッセージが大きな文字で表示されます。

 

Запустите его. (開始せよ。)

この「オコ」の指示に従えば「大陸間弾道ミサイル」"ICBM" を即時発射となります。
報復攻撃による核戦争が勃発し「世界終末時計」"Doomsday Clock" の針が数字の12と書かれた頂点を指し示すのかという瞬間です。
唐突に放り込まれた真っ赤に焼けただれたフライパンの中で彼は瞬時の選択を迫られます。
人間の未来が彼独りの手に握られた瞬間です。
極限の緊張状態で彼は冷静に判断してシステムの誤報であるとそう解釈したのです。
ペトロフの手によって世界中が紅蓮(ぐれん)の炎で焦土と化すことが回避されました。
大友克洋の「AKIRA」で描かれた第三次世界大戦後の未来はこの時点では退けられたのです。

 

S.F.映画のような物語の主人公であり核戦争を防いだ無名の英雄「スタニスラフ・ペトロフ」は実在の人間です。
今までにも何人もの「スタニスラフ・ペトロフ」が冷戦の際中(さなか)に居た筈です。
その冷戦の中で数えきれないほどの尊い命が失われたことでしょう。
そして紛争が絶えない現在、これからも世には出て来ない何人もの「スタニスラフ・ペトロフ」が虚無虚構から現実世界を守ってくれると信じたいです。
スタニスラフ・ペトロフ本人は今年(2017年5月)静かにこの世を去ったそうです。

 

「モーフィアス」(Morpheus) が差し出した二つの手のひらには「赤」と「青」の二つのカプセルが目の前にあって、未来を選ぶための選択肢が常に用意されているように思えます。我々を試しているのでしょうか。

 

次回をお楽しみに。

 


 

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