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私事ですが、2014/4/1にVMware社よりvExpert 2014として表彰していただきました。vExpertといっても読者のみなさんの中にはピンと来ない方もいらっしゃると思いますが、vExpertとはVMwareの製品への貢献をした人物を表彰する制度とのことです。2013年は、VMware関連の本の出版、2本のブログ連載、仮想化関連の講演を行う機会をいただくことができました。これらの実績を評価していただき、VMware vExport 2014 Awardを受賞させていただくことができたようです。これも関係者をはじめ、読者の皆様のおかげです。改めて、御礼申し上げます。
今回のタイトルは、仮想化コンサルタントへの道と題していますので、仮想化コンサルタントになりたいと思われる皆様の参考になればと思います。コンサルタント活動の成果の一環として本の出版、ブログ、講演などもさせていただいています。では、仮想化コンサルタントとはどのような職業なのでしょうか。仮想化コンサルタントとはIT分野における仮想化の専門家で、その分野における新規導入や問題解決などの助言をするエンジニアです。助言を行うにしてもいろいろなタイプがありますが、私自身は子供たちにお父さんの職業は何と聞かれるとコンピュータのお医者さんと話しています。私は、元々、カスタマーエンジニアでサーバやパソコンの修理、その後はサポートを中心に活動してきました。仮想化に主軸を移したあともその頃の経験は生かされています。そんな意味を込めてお医者さんと子供には言っています。
コンピュータのお医者さん話を子供たちにすると、そのあとすぐに「いつもコンピュータとお仕事しているの?」と子供に聞かれるのですが、この答えは「NO」ということになります。コンピュータを使うのはお客様なので「いつもお客様と一緒にお仕事しているよ」と答えています。お客様の問題点にいつも耳を傾けながら、コンピュータを直したり、新規システムを構築したりしています。仕事の中でコンピュータに触れている時間はほんのわずかです。以上のことから、エンジニアもしくはコンサルタントとして一番必要な能力は、コミュニケーション能力だと考えています。問題点を明確にするためにも、聴く力、傾聴力が一番重要です。
もう一つの柱になるのは技術力です。技術力は基礎力と応用力に分けることができますが、自分にはそれほど応用力はあるとは思っていません。技術的な基礎があるからこそいろいろな問題に対処できるのではないかと考えています。武術の言葉に「初伝は奥義」という言葉がありますが、初伝つまり基礎力はまさにその流派の奥義だと思います。仮想技術も基礎技術の塊みたいなものですから、何とか対応できているのではないかと思います。
では、コミュニケーション能力や技術力はどのように磨けばいいのでしょうか。磨き方は人それぞれかもしれませんが、私の場合は、以前にも書かせていただきましたが「講師」をすることでした。改めて考えると、IT系の講師をすることにより一石二鳥でコミュニケーションも技術力も同時に磨くことができました。ベースとなる技術はもちろん、先輩に教わったり、トレーニングを受講したりして身につけましたが、飛躍的に向上したのは講師をしたことが大きいと思います。みなさんも、以前のブログも参考にしていただきトレーニング受講+講師で自分のスキルを向上してみませんか?
仮想化コンサルタントへの道とは題しましたが、コミュニケーションと技術はどの分野でも磨いていくべきものです。仮想化技術に特化するとしても、やはり、基礎力は外せません。もう一つポイントがあるとすると、「新しいもの好き」という要素は必要かもしれません。先日、国内のvExpert 2014の受賞者の懇親会がありましたが、集まってきたのはIT業界の兵(つわもの)ばかりでした。そこで、感じたことはみなさん「新しいもの好き」ということです。仮想化なんて、今でこそ必須の分野ですが、みなさん早くから仮想化に取り組んでいらっしゃいました。
コミュニケーション、技術力、新しいもの好きが仮想化コンサルタントへの道のキーワードとなると思います。私のケースを参考にして、みなさんも自分のタイプと特徴をつかんで、仮想化分野やさらに新しいこれから出てくるIT分野に挑戦してみてください。
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