IT・技術研修ならCTC教育サービス

サイト内検索 企業情報 サイトマップ

研修コース検索

コラム

Hyper-V の部屋

CTC 教育サービス

 [IT研修]注目キーワード   Python  UiPath(RPA)  最新技術動向  Microsoft Azure  Docker  Kubernetes 

第19回 ポートミラーリング機能を使ってパケットキャプチャを行う (小塚大介) 2015年7月

 今日はHyper-Vの仮想スイッチの機能の中からポートミラーリングについてご紹介します。Hyper-V上の仮想マシンでシステムを稼働させているときにネットワークのパケットキャプチャが必要になった場合、皆さんはどうするでしょうか?パケットキャプチャのソフトウェアを本番稼動中のシステムにインストールするのは難しい場合が多いと思います。このような場合にポートミラーリング機能を利用すると本番環境に影響を与えずにパケットキャプチャを行うことができます。

新しい仮想マシンが必要

 ポートミラーリングの設定を変更する前に、同じ物理サーバー上に仮想マシンを一つ用意しましょう。この仮想マシンはパケットをキャプチャしたい仮想マシンと同じ仮想ネットワークに接続します。そして新たに用意した仮想マシンにはパケットキャプチャソフトをインストールしておきます。今回はWireShark (https://www.wireshark.org/)をインストールしました。

fig01

ポートミラーリングの設定を行う

 次にパケットをキャプチャしたい仮想マシンのプロパティを編集します。[ネットワーク アダプター] の [高度な機能] の中から [ミラーリング モード] を [移行元] に変更します。

fig01

 次に新しく用意した仮想マシンのプロパティで [ミラーリングモード] を [移行先] に変更します。

fig01

 これで設定は終わりです。新たに用意した仮想マシンでパケットキャプチャソフトを起動してキャプチャを開始してみましょう。対象の仮想マシンのネットワークパケットがキャプチャできるはずです。

fig01

 今回はパケットキャプチャソフトを使った解析の方法については取り上げませんが、仮に皆さんのシステムで問題が起きてから解析の方法を勉強し始めたのでは問題の解消まで時間がかかりすぎるかもしれません。ですので、事前に解析の方法をマスターしておきましょう!

 


 

 [IT研修]注目キーワード   Python  UiPath(RPA)  最新技術動向  Microsoft Azure  Docker  Kubernetes