CTC 教育サービス
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Junpier Networksのファイアウォール製品「SRX」は、同じJuniper Networksのファイアウォール製品「SSG」や「NetScreen」とは異なり、デバイスへの電源供給を止める場合には、以下のコマンドを入力しデバイスを停止状態にしてから、電源を抜いたりビル停電に備える必要があります。
> request system halt
もし、稼働中のSRXへの電源供給が突然停止すると、OSが破損し、電源供給が再開してもOSが起動出来なくなってしまう恐れがあります。
そこで、SRXのOS:Junos 10.0以降のバージョンからは、「Dual-Root Partion」と呼ばれる対策が取られ、OSがプライマリパーティションとバックアップパーティションの複数のパーティションへインストールされ、プライマリパーティションのOSが破損している場合には、自動でバックアップパーティションのOSで起動するようになっています。プライマリパーティションとバックアップパーティションのOSは、以下のコマンドで確認できます。
> show system snapshot media internal Information for snapshot on internal (/dev/da0s1a) (primary) ← プライマリパーティション Creation date: Feb 10 10:46:19 2015 JUNOS version on snapshot: junos : 12.1X46-D1-domestic Information for snapshot on internal (/dev/da0s2a) (backup) ← セカンダリパーティション Creation date: Apr 9 13:18:48 2014 JUNOS version on snapshot: junos : 12.1X46-D1-domestic
また、プライマリパーティションのOSが破損し、バックアップパーティションのOSで起動している場合には、起動時にWARINIGメッセージが表示されます。もしくは、
> show system alarms
コマンドを入力するとバックアップで起動したことを知らせるメッセージを確認できます。
もし、バックアップで起動している場合には、以下のリカバリコマンドを使用し、破損パーティションの再構築を行いリカバリする必要があります。
> request system snapshot slice alternate
しかし、Junos 12.1X45以降のOSでは、事前に以下のコマンドを設定しておくことで、プライマリパーティションのOSが破損していた場合でも、バックアップパーティションのOSでの起動後に、自動でOSのリカバリを行います。
# set system auto-snapshot
このように、SRXとSSGやNetScreenでは同じJuniper Networksのファイアウォールとは言え違いがあります。
そこで、CTC教育サービスでは、SRXとSSG/NetScreenの両方に精通した講師がSRXとSSGやNetScreenの違いを比較しながらSRXを紹介することで、SSGやNetScreenの技術者に対して、より効率的よくSRXを理解していただけるような研修を提供しております。
具体的な研修としては、SRXの基本操作からポリシーやIPsec、クラスタの設定までSRXを導入・運用するために必要な操作方法を3日間で習得する研修「JSEC」を提供しています。
NS22:JSEC (JUNOS for Security Platforms)
期間:3日間
価格:\210,000(税抜) ※価格はメルマガ配信時点の価格です。
また、SRXが搭載しているOS:Junosのオペレーションに不安な方には、Junosの基本的な仕組みや基本的なオペレーションを紹介する研修「IJOS」を提供しています。
NS20:IJOS (Introduction to the Junos Operating System)
期間:1日間
価格:\70,000(税抜) ※価格はメルマガ配信時点の価格です。
皆様のご受講を心よりお待ちしております。
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