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今回のInst. Tech Viewは、PowerShellスクリプトについての話題です。
以下の話題に関連した内容となりますので、下記コラムをご一読いただけますとより理解が深まります。
PowerShellはマイクロソフトのコマンドラインシェルですが、スクリプト言語としても利用することができます。スクリプトとは、実行したい一連のコマンドを記述したテキストファイルです。日常的に行う繰り返しの操作をスクリプト化することにより、時間短縮や人為的な操作ミスを減らすなどの効果があります。
スクリプトの作成には任意のエディタを使用でき、簡単なスクリプトであればメモ帳(notepad.exe)でも作成することが可能です。統合スクリプト環境としては、ISE(Integrated Script Environment)がPowerShellに標準搭載されています。ISEはエディタ、デバッガなど、スクリプティングに必要なツールがまとまっています。構文が色分けされて表示されるため視認性に優れており、タブ補完によるコードの記述も可能です。またデバッグ機能がついており、ブレークポイントの設定やステップ実行を行うこともできます。
管理スクリプトを作成する大まかな流れは、以下のとおりです。
第一に、PowerShellスクリプトファイルの拡張子である「.ps1」は、実行可能なファイルとして関連付けがされておらず、ダブルクリックでは実行されません。PowerShellコマンドウィンドウ(Powershell.exe)を起動し、スクリプトファイルのパスを入力して実行します。スクリプトファイルをPowerShellコマンドウィンドウにドラッグ&ドロップすると絶対パスが入力されますので、上手に活用してください。
またPowerShellコマンドウィンドウにて、cdコマンドで.ps1ファイルがあるディレクトリに移動してから実行する場合、ファイル名だけの入力ではなく相対パスの形式(.\)で実行する必要があります。
○ .\aaa.ps1
× aaa.ps1
第二に、既定の状態では「実行ポリシー」により、スクリプトの実行は許可されていません。実行ポリシーは5種類用意されています。
Restricted:既定のポリシーです。スクリプトの実行を許可しません。AllSigned:デジタル署名のあるスクリプトのみ実行を許可します。RemoteSigned:スクリプトがローカルにある場合は実行を許可しますが、ネットワーク上にある場合はデジタル署名がないと実行を許可しません。
Unrestricted:スクリプトがローカルにある場合は実行を許可しますが、ネットワーク上にある場合は実行時に警告を表示します。
Bypass:全てのスクリプトを警告なしで実行許可します。
現在の設定を確認するには、「Get-ExecutionPolicy」を実行します。また、「Set-ExecutionPolicy (実行ポリシー名)」を使用して設定を変更できます。
今回の話題は以上となります。
最後に告知となりますが、CTC教育サービスではPowerShellを使用してWindows Serverを管理するための基礎的な知識とスキルを学習するトレーニングコースを開催しております。
皆様のご受講を、心よりお待ちしております。
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CTC教育サービスのトレーニングを今後ともよろしくお願いいたします。
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