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今回のInst. Tech Viewは、IP電話サービスについての話題です。
ここ数年でIP電話サービスの普及は一気に進み、今や企業向けだけではなく個人向けのサービスも乱立する状態となっています。多くの方が、様々な企業が提供 するIP電話サービスを耳にしたことがある、あるいは実際に使用したことがあるという状態ではないでしょうか。
今回はこのIP電話サービスの技術的な仕組みについて紹介します。なぜ「同一アプリ間での通話料無料」や「国内の加入電話への通話料一律○○円」などのサービスが実現できるのかを考えてみましょう。
IP電話サービスとは、以前のInst. Tech View 第31回でご紹介したVoIP(音声をIPネットワークで伝送する技術)を使用した1つのサービスです。
具体的には以下の流れで通話を実現させています。サービスにより動作が異なる場合もありますが、代表的な例とご認識ください。
上記のとおり、IP電話同士の通話であればIPネットワークだけを使用した通信となり、いわゆる電話回線は使用しません。これが「同一アプリ間での通話料無料」が実現できる一番の理由です。
なお、もちろん上記を運営するための費用がサービス提供業者には発生しますが、こちらの費用回収は別なビジネスモデルとなるため、Inst. Tech Viewの対象外とさせてください。
IP電話とIPネットワークだけでは、いわば閉じられた世界の通話しかできません。IP電話から一般の加入電話(固定電話や携帯電話)への通話を行うために必要になるのが、VoIPゲートウェイ(ボイスゲートウェイ)です。
VoIPゲートウェイは、IPネットワーク接続と、電話回線接続の両方を行い、その間の信号変換を行うことができる装置です。IP電話のサービス提供業者は、加入電話との接続のために、このVoIPゲートウェイを様々な場所に配置しています。
通常加入電話への通話では距離に応じた通話料が発生します。しかしIP電話サービスではIPネットワークという、原則距離に応じた課金の発生しない回線を使用します。そして加入電話に対しては、最も加入電話に近い場所のVoIPゲートウェイから発信することで通話料を抑えることができます。これが、「国内の加入電話への通話料一律○○円」が実現できる一番の理由です。
今回はIP電話の仕組みの概要紹介に留めましたが、CTC教育サービスではVoIP(ユニファイドコミュニケーション)分野に関しても力を入れたラインナップを多数ご用意しております。VoIPについて知識を深めたい方、IP電話の導入を控えている方など、是非受講をご検討いただければ幸いです。
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