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今回はCiscoデバイスにおける設定のバックアップに関して紹介致します。
例えば、新しい機器やサービスを導入する際や、発生してしまったトラブルを解決する際は、現在の設定情報から設定変更を行います。
この時、設定変更したことにより、トラブルを引き起こしてしまったら・・・。
万が一の場合に備え、設定ファイルのバックアップを自動的に作成してくれる機能が「設定アーカイブ機能」です。
Cisco IOSにおけるコマンド例は下記の通りです。
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■設定方法
Cat2960(config)#archive ;アーカイブ機能の有効化 Cat2960(config-archive)#path flash:/Archive/ ;アーカイブファイルの保存ディレクトリ Cat2960(config-archive)#write-memory ;設定保存時に自動的にアーカイブを作成(オプション) Cat2960(config-archive)#time-period 1 ;定期的(本例では1分間隔)にアーカイブ作成(オプション)
本例ではFlashメモリにアーカイブを作成していますが、pathコマンドによりネットワーク上のサーバを指定することもできます。
■確認方法
・アーカイブファイルの確認
Cat2960#show archive The next archive file will be named flash:/Archive/--6 Archive # Name 1 flash:/Archive/Nov-14-15-31-04.634-0 2 flash:/Archive/Nov-14-15-32-05.217-1 3 flash:/Archive/Nov-14-15-33-05.548-2 4 flash:/Archive/Nov-14-15-34-05.853-3 5 flash:/Archive/Nov-14-15-35-06.159-4 6 flash:/Archive/Nov-14-15-36-06.465-5 <- Most Recent
※出力は一部省略しています。
・アーカイブファイルの表示
Cat2960#more flash:/Archive/ファイル名
・現在の設定(running-config)との差分確認
Cat2960#show archive config differences system:running-config flash:/Archive/ファイル名
■復元方法
Cat2960#configure replace flash:/Archive/ファイル名
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今回は、トラブルを迅速に復旧するために、アーカイブ機能について紹介致しました。
今後、業務においてCiscoデバイスを扱われる方、実践力を磨いていきたい方、是非ご受講をご検討ください。
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