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こんにちは、吉政創成 アシスタントの菱沼です。
さて、3回目の今回は、いよいよ...いよいよIDLE（Python用の統合開発環境）を触ります。ちなみにフライングしまくって、1回目の時にはインストールが完了しています。とりあえず触ってみたいなという方はPython公式サイトから最新版である3系をダウンロードしてください。2系はサポートが2020年1月1日で終了しますので、2系である必要がない限り、3の利用をお勧めします。
私はWindowsなので、公式サイトでDLできるものだけでOKですが、Macを利用している方はTcl/Tk（ティクル・ティーケー）というプログラムが必要になるそうです。
また、MacにはPython2がデフォルトでインストールされているようです。起動する際はバージョンにご注意ください。
さて、IDLEさんに初めてお願いするのは計算です。
起動すると、最初の行に表示される文章はバージョンの情報です。さらにその次の行に「>>>」が表示されていますが、これがインタラクティブモード（対話モード）という状態で、ここにやってほしい処理の入力をします。
今回は計算をしたいので、1+1と入力。すると、次の行に結果である「2」が表示されます。
さて、せっかくなので今回は演算子について整理してみました。
演算子は、身近なところでいえば足し算（＋）、引き算（－）、掛け算（×）、割り算（÷）といった記号（算術演算子）と、比較に使われる（＝、＜＞、＞、＜、≧、≦）記号（比較演算子）でしょうか。AND、OR、NOTを利用する論理演算子はExcel関数でみますよね。
ところで、÷や×、比較演算子をExcelの関数ツールで利用する際、このままの記号で使いませんよね？これはプログラミングでも同様で、それぞれ下記のようになります。
意味 |
記号 |
Python |
足し算（加算） |
＋ |
+ |
引き算（減算） |
－ |
- |
掛け算（乗算） |
× |
* |
割り算（除算） |
÷ |
/ |
等しい |
＝ |
== |
等しくない |
＜＞ |
!= |
大きい |
＞ |
> |
小さい |
＜ |
< |
以上 |
≧ |
>= |
以下 |
≦ |
<= |
それ以外の計算
A÷Bのあまりを出したい |
A ％ B |
小数点以下を切り捨てたい |
A // B |
AをB乗したい（べき乗） |
A ** B |
行列乗算 |
@ |
こちらに書いたのは主に身近と感じられるものだけにしましたが、もっと詳しい演算子の一覧は下記のURLに記載されていましたので是非ご参考に。
http://www.tohoho-web.com/python/operators.html
ところで、計算って優先順位ありますよね？（例：１＋２×３なら掛け算から、１＋２÷３なら割り算から、３×（２＋１）なら（）から、３÷２×２or３×２÷２なら左から、とか）
プログラミング言語ではどうなのでしょうか？
Python公式サイト：6. 式 (expression) 6.16. 演算子の優先順位
このページを見ると、＊, /, //, %は＋－より優先順位が高いとなっています。
また、優先順位が同列（例：＊, /, //, %は同列、＋－は同列）なものが並行している計算式の場合は左側から計算され、（）を利用した場合は（）内の計算が優先されるようになっており、一安心。
ほかの演算子の優先順位にも興味がある方は上記のURLをご確認ください。
またPython2と３では意味が変更された演算子もあるようです。気になる方はこちらもどうぞ。
https://www.fullstackengineerfrombeginner.com/python-operator-priority/
と、ここまでわかったので、いろいろ計算式を打ち込んでみました。
おおお。楽しい！
比較演算子を利用したときは「True」と「False」と結果が表示されます。
ところで、赤字と書かれている箇所があります。これはエラーの通知で、「エラー名：エラー内容」という意味になります。
「SyntaxError： invalid syntax」が意味するところは、「１＋２＝」は構文エラーで、無効な構文ですよ！ということのようです。「１＋２＝」がエラーになっているのは「＝」が「等しい」という意味の演算子だからでしょうか。
「１０÷０」のエラーはZeroDivisionError： division by zeroとでました。
エラー内容を教えてくれるメッセージの種類は他にもあります。エラーについては下記のURLも参考に。
Python公式サイト：8. エラーと例外
ここで今回は終了です。今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。
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