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みなさんこんにちは。エンジニアの皆さんの中には、技術書を読む機会がある方も多いのではないでしょうか。今回も、前回に引き続き、技術書との付き合い方、読書hackについて取り扱いたいと思いますが、今回は特に、よりご自身の内面と向き合い、良書を選ぶにはどうしたらよいかのヒントをお伝えできればと思います。
最初に申し上げておきたいのは、技術書と呼ばれる書籍は大きく以下の分類ができるのではないかと思っています。
まずは、これらのうちどちらが良書か?という答えはありません。例えば1冊5000円もするような入門書(入門者向けとは言っていない)を背伸びして購入したのに、理解が追いつかないあまり"積ん読"してしまうよりも、まずはご自身の興味や理解度、(業務などの)必要性に合った書籍を選んでください。
ほしい書籍が絶版になったなど、どうしても理由があって古い書籍が欲しい場合はともかく、同じ言語や技術の書籍は、できるだけ最新の書籍を購入するようにしましょう。理由は
ももちろんそうなのですが、改版を重ねている書籍はすなわち、その分野のエンジニアとして身につけたい原理原則が書かれていることが多く、いわゆるバイブルとして扱われているためです。
あなたが書店や書籍販売サイトで目にした書籍が最新版かどうか、改版を重ねているかどうかは、奥付に書かれた発行日と版元のWEBサイトなどを比較して確認するクセをつけましょう。
これまでさんざん実用的な観点から書籍を選べというようなことを述べてきたことをすべて台無しにしてしまうようですが、よほどの強い意思がない限りは
で選んでください。結局のところ、"この書籍を読んだあとの自分がどうありたいか"がイメージできていて、その目的への最短パスが書かれている書籍こそが、あなたにとっての良書なのです。
もちろん、書評などを参考にしてもよいのですが、まずは書店などで手にしてみて"これならできそうだ"という直感が働いたのならば、直感を信じるほうがよほど正しいです。また、その分野の書籍を1冊しか買ってはいけないなどということはありませんので、物足りなさを感じて違う書籍を買ってもよいのです。
同じ書籍に対する書評でも、読んだ人によっては星が1つの人もいれば5つの人もいます。また、書籍販売サイトなどでは、書籍に限らず、いわゆる「サクラ」的な評価をつけるケースもあります。
いくらご自身の直感を信じようにも、書評で悪辣な書かれ方をされていたら、1000円未満の書籍ならまだしも、数1000円もするような書籍でしたら不安にならないわけがありません。しかし、書籍販売サイトでの書評は、必ずしもその客観性は担保されず、よくも悪くも、ほとんどがレビュアーの主観です。ですので、
これらを心がけるだけで、あなたがその技術を1から学ぼうとしていても、どれだけ書評をアテにしてよいかが判断できるでしょう。
ご自身が読みたい書籍がすでに世の中に出回っているのでしたら、その書籍について感想が書かれているブログを探すとよいでしょう。読書感想文をブログなどで公開しているエンジニアは、たいてい何かしらのアウトプットをしています。ですので、その方の技術レベルや技術的なただしさを加味して購入判断をすることができます。
また、ほとんどのケースにおいて、愛のある書評をしているからこそブログに感想文を書いていますので、客観性というよりも、書評の信憑性については、書籍販売サイトに書かれているレビューよりは参考になるでしょう。
また、どういった背景でその書籍を執筆するに至ったかなど、著者の思い入れがブログやSNSなどで公開されているかも検索してみてください。こうした書籍周辺の熱量の高さは、ひとつの文化でもあり、また、著者も読者も成長しようとしている現れでもありますので、書籍販売サイトに書かれている書き捨ての書評とは比べ物にならないほど参考になります。
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