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みなさんこんにちは。エンジニアの皆さんの中には、技術書を読む習慣がある方も多いのではないでしょうか。今回は、ちょっと変わった技術書との付き合い方、読書hackを伝授いたします。
まず、技術書をいつでも手元に置いておくという心がけ自体は悪いことではありません。必要なときに本棚から取り出してパッと読んで作業に戻ることもあるでしょう。しかし、あまり多くの書籍を自席に置いておくことをおすすめしません。それは何故でしょう。
のびのび学びながら自己研鑽の結果を業務に活かせるのが理想ですが、残念ながらブラックな職場ではこうもいきません。そうは言っても、書籍が手元にあって救われることもあるのですから、どうにかして実用的な職場読書環境を作らなければなりません。
まず、自席には○○ハンドブック的な書籍があると捗ります。何か困ったときにすぐ助けになるのはこうした書籍です。正規表現の書き方やサーバー・ネットワーク製品の設定など、「今すぐ解決したい」といったときに助けてくれます。こうした書籍は、やりたいことから逆引きできる章立てになっていると、なお良いでしょう。
こうした書籍のもう1つのメリットは可搬性です。自宅や書店から自席へ持ち運ぶのにそれほど重たくありませんよね?ということは、例えばデータセンターでの作業など、その場で検索できないときにも重宝することをも意味します。データセンターに入館するときに所持品チェックを受けることがあるかと思いますが、PCや携帯、スマホやタブレット、外部記憶媒体は許可なく持ち込み持ち出しできません。しかし、手順書や技術書はこうした制約を受けることはあまり聞いたことがありません。
逆に、厚さ数cmの技術書を毎日持ち歩いて首っ引きしながら業務にあたるという人を私は見たことがありません。まず持ち歩きが大変ですし、「あいつは何の勉強もせずにここに来たのか」と言う人もいますので、案外プラス評価にならず、むしろマイナス評価をする人すらいます。
前節でアンチパターン的に書いた技術書の持ち歩きですが、それでも学びたい、という欲求をどう満たせばよいのでしょう。
私が見聞きした中で「これは凄い」と思った例をご紹介しますと、電子書籍が普及する前の読書hackとして、同じ技術書を自宅用と持ち運び用の2冊購入し、持ち運び用の書籍は背表紙から切り離して章ごとにホチキスやクリップでまとめ、通勤電車内で読んでいた人がいました。これなら持ち運びも苦にならないですし、隙間時間の有効活用にもなります。また、最初から順に持ち歩く必要性はなく、今すぐ使いそうなところから持ち運んでもよいのです。
電子書籍のメリットですが、作業用のデバイスで読むことができれば、コードやコマンドラインのコピペもできますし、そうでなくても可搬性は抜群です。
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