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第21回 エンジニアと学び (1) コミュニティの勉強会へ行ってみよう (濱田康貴) 2019年7月

みなさんこんにちは。よいインフラ運用、できていますか?エンジニアの素質、ひいては常に現場やお客様、市場から求められるエンジニアであり続けるためには、継続的な学びの習慣が必要です。

CTC教育サービスでは多岐にわたる研修コースが用意されており、対象レベルも初級者からベテラン向けまで、分野もインフラからアプリケーション、データベースまで網羅されており、品質向上やプロジェクトマネジメント、セキュリティなども学ぶことができます。

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これらの研修を受けることで、業務を円滑に進められるようになりますが、業務を超えて知識を深めたり、いわゆる「中の人」と直接会話できたりする場として、コミュニティの勉強会が全国で開催されています。

企業のセミナーとコミュニティの勉強会の比較

企業が主催するセミナーは、おおよそ以下の目的のうちいずれかを満たすことを目的としています。

  • 平日日中のうち、1日あるいは複数日など、ある一定期間に集中して"業務として"知識を深めてもらう
  • 企業が運営し、自社プロダクトへの理解を深めてもらう
  • 講師から受講者への知識伝達を行うことがほとんどである

一方で、コミュニティが主催する勉強会は、どのような目的かといいますと、おおよそ以下に収斂されるでしょう。

  • 業務後(18:00以降)や休日など、部活やサークルのようなスタイルで開催される
  • 有志が運営しているか、企業の後援があるとしても、会場やノベルティグッズの提供などの間接的な支援であることが多い
  • 講師から受講者への一方通行だけでなく、ハンズオンやもくもく会、ディスカッションやライトニングトークなど、双方向のコミュニケーションを取ることができる

企業が主催するセミナーは業務への直接的な関与、自社へ持ち帰るための直接的な成果を目的としていて、コミュニティが主催する勉強会は、個人の興味あるいは企業の垣根を超えたコミュニティ全体への寄与を目的としている傾向にありますが、必ずしもこの役割がキッチリ別れているとは限りません。

誤解のないように補足しますと、企業のセミナーに参加することも、コミュニティの勉強会に参加することも、どちらも違った目的があり有益ですので、必ずしもどちらかに優劣があるわけではありません。また、私の周囲を見る限り、優秀なエンジニアはこれら勉強会をうまく活用してスキルアップや昇進、ポジティブな転職に繋げています。

コミュニティの勉強会へ参加するには

コミュニティの勉強会は近年では勉強会告知サイトで告知されることが多く、会社や自宅の近隣で開催される勉強会を横断的に検索することができます。私は週1回くらいの頻度で以下サイトを巡回しています。

他にも、TwitterやFacebookなどで勉強会情報が共有されることもありますのでチェックしてみるのもよいでしょう。

勉強会参加を申し込んでみよう

先に紹介したサイトでは、お申込みフォームが設置されていますので、参加したい勉強会に申し込んでみましょう。会社からのアクセスが制限されていても、スマホで参加申込みができるサイトがほとんどです。

勉強会に参加するにあたり、ハンズオンセミナーに参加するためには、無線LAN設定が可能なノートPCを持参しましょう。タブレットでもダメではありませんが、キーボード入力ができる、あるいはSSHクライアントがインストールされているタブレットを持参するとよいでしょう。また、可能であれば3口程度の電源タップもあると、近い席どうしで電源をシェアできるのでよいです。

勉強会参加の注意点

人気の高い勉強会は告知した瞬間に参加枠が埋まることも珍しくなく、補欠の順番待ちが参加枠の数倍になることもあります。このため、「まずは申し込む」という悪習ができてしまった感もありますが、業務と調整して参加するようにしましょう。

もちろん、障害対応などでやむを得ず勉強会に参加できなくなることもありますが、それがわかった時点ですぐにキャンセルするようにしましょう。キャンセル処理をしないと無断キャンセルとなってしまい、補欠参加者が繰り上がらず空席ができてしまい、他の参加者に迷惑になるばかりか、空席が目立つことで主催者のモチベーションが下がったり、ケータリングがある勉強会ではケータリングが余ったりしてしまうため、主催者にも迷惑がかかってしまいます。

まとめ

企業のセミナーも有益ですが、ご自身の興味を深掘りするのに、コミュニティの勉強会に参加することも有益です。これまで述べたことをまとめると以下のようになります。

  • コミュニティの勉強会は、平日の業後か休日に行われることが多い
  • 講師から受講者への一方通行だけでなく、ハンズオンやもくもく会、ディスカッションやライトニングトークなど、双方向のコミュニケーションを取ることができる
  • コミュニティの勉強会は、告知サイトで申し込みましょう
  • 参加できなくなったことがわかった時点で早めにキャンセル手続きしましょう
    • 無断キャンセルは主催者に迷惑がかかります
    • 同様に、無断キャンセルは補欠参加者の繰り上がりができずに、参加したくてもできない人にも迷惑がかかります

コミュニティの勉強会には、いわゆる会議室での勉強会もありますが、オープンソースカンファレンスなどの大規模なイベントもあります。今回はスペースの都合で取り上げることができませんでしたが、いずれ回をあらためてお届け予定です。

さて、次回ですが、オープンソースカンファレンスで教えていただいたコワーキングスペースがとても魅力的でしたので、取材レポートをお届けしたいと思います。

 


 

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