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Route53はDNS(ドメインネームサービス)と呼ばれるサービスです。ドメインからIPアドレスを参照するためサービスです。
DNSは通常マスターとスレーブ構成にすることが多く、2台で構成する場合が多いです。しかし、Route53では、4つのネームサーバーで構成されるようになります。そして高可用性を提供するため、全世界にDNSサーバーを設置しています。
また、Route53でのSLAは、
> AWSは、Amazon Route 53を、100%の使用可能時間の割合(以下に定義する)で使用できるようにするため商業的に合理的な努力をする。
と、記載されておりサービスが停止しないことを保証しています。S3のSLAでも99.99%と記載され、100%を保証することの難しさがわかります。
DNSの役割を簡単に説明します。その名の通りドメインネームのサービスです。ドメインをIPアドレスに変換するサービスです。
たとえば 「http://blog.cloudpack.jp」 というホームページにアクセスするには、ドメインがサーバーに割り当てられているIPアドレス 「54.95.88.241」 に変換されます。IPアドレスまで通信が行えることでホームページへのアクセスが行えるようになります。
IPアドレスは、インターネットサービスプロバイダで提供されるものや、AWSのEIPなど様々考えられますが、一様にしてIPアドレスがサーバーの住所となり、サーバーへアクセスするには必要なものとなります。
では実際にRoute53を利用している 「blog.cloudpack.jp」 場合の、digコマンドの結果を見ていきましょう。
;; QUESTION SECTION: ;blog.cloudpack.jp. IN ANY
;; ANSWER SECTION: blog.cloudpack.jp. 300 IN A 54.95.88.241
;; AUTHORITY SECTION: cloudpack.jp. 85870 IN NS ns-607.awsdns-11.net. cloudpack.jp. 85870 IN NS ns-282.awsdns-35.com. cloudpack.jp. 85870 IN NS ns-1784.awsdns-31.co.uk. cloudpack.jp. 85870 IN NS ns-1495.awsdns-58.org.
「ANSWER SECTION」 ではAレコードとしてIPアドレスが参照できています。
「AUTHORITY SECTION」 ではRoute53がDNSとして登録されているされていることがわかります。
次に、Route53がサポートするレコードタイプは下記になります。
これに加えて、エイリアスを提供しています。ELBやCloudFront、S3にマッピングすることが可能です。
また、DNSヘルスチェックが用意されており、DNSフェイルオーバーが行えるなど、機能が充実しています。
最近は、ドメインの購入も可能となり、管理運用が行いやすくなっています。
これらの設定はWebブラウザで数回クリックだけで構築が可能で、とても早く構築できるサービスです。
ホストゾーンについては下記
0.50 USD(ホストゾーンごと)/月 - 最初の25のホストゾーン
0.10 USD(ホストゾーンごと)/月 - それ以上のホストゾーン
標準的クエリについては下記
0.400 USD(100 万クエリごと) - 最初の 10 億クエリ/月
0.200 USD(100 万クエリごと) - 10 億クエリ以上/月
つまり、1つのホストゾーンで、10億クエリ行かなければ、月1ドル掛りません。安いですね。
Amazon Route 53は、DNSというインターネット上では重要な役割を提供していますが、落ちない、早い、安いが揃ったサービスです。ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
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