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それでは早速XenDesktop 7をインストールしましょう。Hyper-V環境でMachine Creation Serviceを利用して仮想マシンの多数展開を行うには、SCVMM 2012以降のVMMコンソールをインストールした環境にDelivery Controllerをインストールする必要があります。仮想マシンは別途構築したHyper-Vホスト上に展開します。
図7 構築する構成
XenDesktop7のインストールメディアをSCVMM2012 SP1のVMMコンソールをインストールしたサーバーに挿入します。DVDをダブルクリックしてインストーラを実行します。
XenDesktopのインストールを実行します。
インストール開始画面が表示されたら右下の「開始」ボタンをクリックします。
XenDesktopコンポーネントのインストール画面です。左の「Delivery Controller」をクリックします。
「ソフトウェアライセンス契約」が表示されたら内容を確認し「同意」を選び「次へ」ボタンをクリックします。
「コアコンポーネント」の選択画面が表示されたら、インストールしたいコンポーネントを選択して「次へ」ボタンをクリックします。
SQL Serverがインストールされている場合は追加インストールの画面はスキップされます。今回はSCVMMサーバーの導入でインストールしたSQL Server 2012 SP1をXenDesktopでも利用します。
「ファイアウォールの設定」はデフォルトのまま、「次へ」ボタンをクリックします。
「概要」ではこれまでの設定を確認し、問題なければ「インストール」ボタンをクリックします。XenDesktop 7のインストールが始まります。インストール開始から終わりまでは25分から30分程度かかります。
以上でインストールは完了です。
次にDesktop Studioを使って、XenDesktopの環境を構成しましょう。
XenDesktop 7のインストールが完了したら、仮想デスクトップの構成をするため、Citrix Studioを起動してください。「Citrix Studioへようこそ」画面が表示されます。
ようこそメニューから「始めよう!サイトの作成」をクリックします。
「完全展開」ウィザードが起動します。「サイトを構成し、ユーザーに対するアプリケーションやデスクトップの配信を開始します」を選択し、サイトの名称を入力して「次へ」ボタンをクリックします。
XenDesktopの構成データを格納するデータベースとデータベース名を入力して「接続テスト」ボタンをクリックします。
項目 | 設定内容 |
データベースサーバーの場所 | SQL Serverがインストールされたサーバーを指定(例)SCVMM |
データベース名 | データを格納するデータベース名を指定(例)CitrixMyXenDesktop7 |
データベースは予め作成したものを指定することもできますが、データベースサーバーに指定したデータベースがない場合、Citrix Studioの完全展開ウィザードにより新しいデータベースが作成されます。
「データベースに接続できませんでした」というメッセージが表示されたら「OK」ボタンをクリックします。
ライセンスサーバーの設定を行います。ライセンスの構成はあとから行うこともできますので、「信頼済みサーバーに接続しました」というメッセージが出ていることを確認して「次へ」ボタンをクリックします。
ハイパーバイザーへの接続に関する設定を行い、「次へ」ボタンをクリックします。
入力項目 | 設定内容 |
ホストの種類 | Microsoft System Center Virtual Machine Manager |
アドレス | FQDNでSCVMM サーバーのコンピューター名を入力 (例)scvmm.vdi.example.com |
ユーザー名 | ドメインの管理者アカウントを指定 (例)VDI\Administrator |
パスワード | 上記アカウントのパスワード |
接続名 | 識別できる接続名を設定 |
仮想マシンを作成するツール | Studioツール(Machine Creation Services) |
「リソース」画面ではXenDesktopのコントローラと接続するハイパーバイザーを識別するリソースの名前とクラスターを選択します。ハイパーバイザーが一台のホストの場合はホストを選択して「OK」ボタンをクリックします。
ホストを選択すると、ホストの仮想ネットワークが表示されますので、仮想マシンに割り当てる仮想ネットワークを選んで「次へ」ボタンをクリックします。
「ストレージ」画面では、仮想マシンに割り当てるストレージと、Personal vDiskの場所を選択して「次へ」ボタンをクリックします。
「APP-V公開」画面はいいえを選んで「次へ」ボタンをクリックします。
「概要」画面でこれまでの設定を確認して「完了」ボタンをクリックします。
以上で初期構成は終了です。次に一旦Citrix Studioから離れて、XenDesktop 7で利用する仮想デスクトップ用のWindows7を準備します。
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